前回記事では、主人公が居候身分であるシリーズを語ろうとし始めるやいなや、そのラインを外れた存在である【アギト】の話だけで完結してしまいました。 「家事手伝い」からの「一人暮らし」、そして最後はレストラン開業ですから、こう並べると津上翔一が居…
次に『居候』に分類される主人公です 昭和のライダーたちになぞらえたような、謎の経済生活・・ このカテゴリーに入るライダーとして【クウガ】【ディケイド】【ウィザード】を挙げたいと思います。 平成ライダーに詳しい方なら「いや、まだ他にもいるぞ」と…
では、平成ライダー主人公の経済的リアリティの続きを検証していきましょう 今回からは「収入不安定組」です いちおう働いてる(?)「実家暮らし」のライダーたち 家業手伝いライダーの【キバ】 職人ライダーの【キバ】 いちおう働いてる(?)「実家暮らし…
前回までに『正業収入のあるライダー』『学生ライダー』『資産家ライダー』の面々を挙げてきました。 繰り返しますが私がこの一連のブログ記事の題材にしている平成ライダーは、初作【クウガ】から【ウィザード】までの14作品です。 このうち【龍騎】【響鬼…
往年の仮面ライダーのナレーション風に冒頭説明をしてみますので、中江真司さんの声を想像しながら読んでみてください。 台湾生まれの作家、邱永漢氏はこう言った 小説を書く際つねに気にしていたのは『いま主人公の財布にはいくら入っているか?』だと 人物…
さて、気を取り直して第2弾。 我々の生活のリアルさと最も同期するであろう「生活の糧」 仮面ライダーの主人公たちは、この問題をどうやってクリアしているのか? ここが完全に無視されているようなら、私ならちょっと観る気にならないかな。 台湾生まれの…
かなり昔の記憶ですが、中川翔子さんのエッセイ本の話から初めましょう。 ネットの宣伝ページで見ただけなので書名も忘れましたが、本の帯に書かれていたとおぼしきフレーズが、私に刺さったのです。 うろ覚えですが 「ベルトが外れた仮面ライダーが、変身解…
時間がない! もう出ないと遅刻する! 財布、時計、鍵、携帯・・え~と、あとはゴミだ、ゴミ出さなきゃ! それからえーと・・ 誰もが経験するこの慌ただしさ。 たとえ今日はミスなく乗り切ったとしても、こんなことを毎度繰り返していれば、やがて 「いけな…
「【555(ファイズ)】は、私が初めてリアルタイムで視聴した平成ライダーである」ということを、最初に言っておきましょう。 (以降【ファイズ】で統一します) 昭和ライダーの知識しかなかった私に、パラダイムシフトが起きるほどの大きな衝撃を与えた…
戦隊ヒーローシリーズでは、変身直後のメンバーが一人ひとり口上を述べ、見栄を切り、最後に背後で当該色の爆発が起きるおなじみの演出があります。 戦隊の中には1分をゆうに超える「メンバー紹介パート」を持つグループもあるそうです。 「敵はそのあいだ…
私が見ていた平成ライダーは【クウガ】から【ウィザード】までの13作 その中で、変身ベルトの描写が、普段のときでも全体の成形を保って表現されていたのはたったの2作品しかない。 それが【カブト】そして【555(ファイズ)】です。 ただしこの2作品…
いざ、怪人出現! ということになった。 ここで、普段は身につけていないベルトを巻くにあたり、①不可思議系と②完全物理系に分けてみます。 たとえば【クウガ】では、ベルトは古代遺跡から魔物(未確認生命体)とともに発掘されます。 EPISODE 4 疾走 不可思…
以前の記事でふれた仮面ライダーをバカにする ”知的な大人” である私の知人が喜びそうな『大人向けドラマ』でも、さすがにあり得ない設定が過ぎると視聴者が呆れてそっぽを向くことがあります。 blog.dbmschool.net やはりそこには、一本芯の通ったリアリテ…
私は昭和のライダーは子供時代に観ていましたが、大人になってから接した平成ライダーも、初作の『クウガ』に始まり、2012年から放映された『ウィザード』までは全部観ています。(そこで途切れてしまった理由があるのですが、今は割愛します) 各シリー…
「平成ライダー」という呼称が一般化し始めたのは、平成12年頃からではないかと思います。 オダギリジョー主演の『仮面ライダークウガ』を皮切りに毎年新しい作品が放映され続け、やがて完全にシリーズ化。最大の特徴であった元号は、すでに平成から令和に…