Ⓟノンポリの政治感情
「国債は『国の借金』。将来にツケを回さないため財政健全化を図り、確実に返していかなければならない」 この財務省の主張は、長く信じられてきた。 別に、アベノミクスの手により生まれた論理ではない。 2000年以前からすでにこの考えは蔓延していた。 中…
「10万円では、困窮者救済には不十分だ」 「我々は『10万円』という金額に囚われすぎている(その選択肢しかないかのように思わされている)」 「金額だけの問題じゃない。そもそも『単発』でどうにかなるものではないのだ」 やれクーポンがどうの、所得…
かつて「善人の命の保証は無いが、悪人になれば命を保証する制度がある」として、当時の菅政権でやたらと喧伝された【自己責任】を皮肉った記事を書きました。 こと”生存”に関する比較でいえば「弱者<犯罪者」の式が成り立つらしい。 blog.dbmschool.net 上…
しつこいようですが、どうしても気になるのでさらにちょっと考えてみました。 「賃上げ税制」についてです。 これを利用するメリットが、私にはイマイチ理解できない(皆さんはどうでしょうか?)。 『所得拡大促進税制』 よくよく見れば、この名前自体が相…
気になっていることがあるので、前回記事の補足で書きます。 中小企業はこの「賃上げ税制」に乗っかって、額面通りのパーセンテージに節税が成功するのだろうか? blog.dbmschool.net 役人と違って、経営者はこんなもの読まされ、理解を強いられるのは事業体…
「部屋の中がモノであふれて足の踏み場もない。何とかしなきゃ!」 「よし、収納器具を買ってモノをまとめて、さらに収納家具も買って、そこへ入れよう!」 ねえ、”部屋のスペース” のこと考えた? 何より大事な『あなたの動線』は ”我慢” で乗り切るの? 家…
本当に頭の良いヤツは、自分の理論に酔ったりしない。 自分の理論に酔った瞬間、即座に陳腐化のリスクにさらされることを知っている。 馬鹿の一つ覚え・マンネリになる。世の中の変化についていけない。 大事なものは頻繁に使われる。 絶えず人の目に触れ、…
言いたいことを言うのに失敗する。 それは、「何を言うか」の中身よりも「言い方」の演出が主体になるからだ。 特に、権威や制度を相手にすると委縮してしまうので、ますます舞台や道具立てに気を使う。 曰く、「どこで言うか」「どのタイミングで言うか」「…
たとえ学業成績が良くなくとも、物事の本質が見えている人間は「聡明」であると思う。 逆に、どんなに学校の成績が良くても、ものの本質が見えない人間は、その分だけ反動が大きい。 『学業が秀でているにもかかわらず』という条件が加味されるので、本質の…
上位者に逆らう罪悪感に駆られた気の弱い人間は、誰よりも先に自分自身を裁き、それを裏付ける他者からの行為を無意識に待ってしまう。 下される沙汰がどんなにバカげた内容でも、それなりに理屈が通っていれば金科玉条のように押し頂いて、我が身をそのバカ…
家でパンを焼くために富澤商店で強力粉「キタノカオリ 1kg」を買おうと思ったら、明らかな違和感・・ 『620円(税別)』 前に買ったときはたしか540円だった気がする・・ ・・80円上がった? 小麦粉が上がっているという話は聞いていましたが、こんなにあか…
思えば今年の3月に「議員と官僚に『困窮者』の定義は絶対にできっこない」という言い切り型のタイトルの記事を書きました。 当時でもこのタイトル内容に間違いがないことを確信していましたが、やはりそうなった。 blog.dbmschool.net 【働く貧困層】を流行…
たとえば、自分にとっては慣れない行為である ”主張” を、よりにもよって、自分の上位者(強者)に向かってしてしまったとする。 すると、大人しく、気の小さい善良なる市民は「なんと大それたことをしてしまったのか!?」と驚愕する。 『わたし、困ってる…
道を歩いていて「災害に強い東京を築く」という公明党のポスターを見かけた。 東京でこれを貼っているということは、他の道府県にも同じ趣旨のポスターが貼られているのではないかと思う。 ならばやることは色々あるが、真っ先にするのはインフラの取替では…
「あの人、理詰めだよね。冷静で頭の回転早くてさ」 こういったうわさ話の中に含まれる『理詰め』というフレーズ。 【数理】と【文理】で言えば、どっちを差していることが多いだろうか? 会話として盛り上がるのは、互いのイメージをテンポよく送り合える内…
経済成長の停滞とコロナ不況にあえぐ中での値上がり。 そして容赦のない税負担。 家計がシビアになった分だけ国政へ向けられる目もシビアになる。 我が家に揚げ物のリスケをもたらした「菜種油に関する値上げ問題」という些末な事柄を通じて、緊縮政策にゴチ…
国民の消費行動が、景気を左右しているのは言うまでもない。 一般家庭の消費行動が、国民の消費行動に直結しているのは、もちろんのこと。 そして、食事や日用品などの日常的支出が、一般家庭の消費行動の主要素なのも、たしかなことだ。 ということは、我が…
揚げ物の危機 ハレの日の逸品ではなく、普段遣いの日常品が1割も上がったら、それが消費に与える衝撃は? blog.dbmschool.net 海外の経済成長に追いつけないための値上げは、一過性の割高感とはわけが違う。 手元に届くまでの過程において、何かしらの形で海…
コロナに感染し、色んな意味で何度も目の前に死がチラついたせいで、すっかりウヤムヤになっていたけれど、どうしても看過できない問題がある。 我が家で使っている揚げ物用のなたね油だ。 コロナ感染直前の7月末に購入したときの価格が、1缶あたり758円に跳…
フリーアナウンサーの高橋万里恵さんが、東京FMのNews Sapiensという番組の中で、聖火リレーの是非とは別に、そこにかける個人の想いについて語っていたことが頭に残っています。 audee.jp 高橋さんの知り合いで、聖火ランナーになっている一人のご婦人のこ…
かなりまずい状況になってきました。 以前私は、経済的困窮者への政府対応のことを『棄民政策』と書いたことがありますが、とうとう 発症者に対する政府対応までが、おおっぴらに ”棄民” と書かれてしまう事態です。 <経済的困窮者への対応を「棄民政策」と…
権力の自由落下 官庁においては、各局各部の中で具体的な事業を行う原課よりも、局の予算を握って各課に割り当てる筆頭課のほうが権力を持っている。 提供してやっている側が力を握っていて、言うことを聞かせられる。 各局各部よりも、省の予算を握って各部…
とても久しぶりに見た成毛眞さんの名前は、とても意外な場所だった。 news.yahoo.co.jp 反社並みの恫喝を大臣がやらかした件で、飲食事業者が激怒した。 なんか去年の今頃は「コロナ過で大ダメージを受けた飲食業界を救済する」とか高らかに叫んでたはずだけ…
前回記事ではドラマの中で使われた具体的な数字に触れなかったのですが、レインボーマンでは、日本人絶滅に苦戦する死ね死ね団のリーダー、ミスターKがこんなことを言うシーンがあります。 「バカモン! 1日の作戦でわずか1ダースとは、怠慢にもほどがある…
レインボーマンは、1972年(昭和47年)から1年間放映されていた特撮テレビ番組です。 悪の秘密結社と戦う変身ヒーローを描いた作品で、原作はあの「おふくろさん」事件で森進一さんと揉めたことで有名な川内康範さんです。 今でもディープファンの多いこの…
ひさびさの世相さん関連記事を書いてみます。 ネットニュースなどでマズいマズいとは読んでいましたけれど、これほどマズかったとは知りませんでした。 www.youtube.com 【世相のうっぷん晴らしチャンネル】 より この動画を見て思ったのは、世相さんは総理…
4月24日の記事を再掲 IOC、あまりにも日本をバカにし過ぎじゃないか? もはや「見て見ぬフリ」どころじゃない。 公然たる虚喝。 日本の指導層、ここは断固たる態度を期待する。 緊急事態宣言とオリンピックは関係ないと、IOC会長トーマス・バッハ氏は公言し…
「あの・・、これのやり方って、どうすればいいんですか?」 「前のやり方見れば分かるでしょ。同じようにやってください」 「アレ、この〇〇って、何のことでしたっけ?」 「そんなこと人に聞かないでググってください」 こういうやり取りが、ごく普通に行…
私のブログではすでに何回も取り上げているYouTubeの「世相のうっぷん晴らしチャンネル」 切れ味の鋭さゆえに、かえってうっぷんが晴れないと定評のある論調は健在です。 この動画で伝えていることの主旨は「困窮する子育て世帯への5万円給付について」です…
横浜市神奈川区の不適切な生活保護対応。 困窮した国民を最後に受け止めるはずの場所がこれでは、総理の発言がひたすら虚しくなります。 blog.dbmschool.net 生活保護は、窓口担当との戦いに勝たないと受けられない? そんなこと聞いてないけど・・ 「親しみ…