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☆小説を食べる気分

自分のブログの「注目記事」を何とかしたかったが・・

しばらく前、自分のブログを何気なくスマホ表示したとき、一番下に登場する「注目記事」を見てギョッとしました。 なぜこの記事が「注目」なのだ? blog.dbmschool.net オールドエコノミー派の四緑文鳥は、はてなの豊富なコンテンツに戸惑っている PC版にも…

『井上靖「北の海」の味(3)続・街の中華屋』

北の海(上)(新潮文庫)【電子書籍】[ 井上靖 ] 私もたしか中学生の頃だったか、川越近くの友達の家に遊びに行き、場末の中華屋へ入ってラーメンを食べたことがあります。 外食の経験などほとんどなかった頃、とてもセンセーショナルな経験だったため、殊…

『井上靖「北の海」の味(2)街の中華屋』

以前に一度記事にしましたが、井上靖、自伝的小説3部作のラストで、主人公・伊上洪作少年が旧制中学卒業後の数か月間を描いた作品がこの「北の海」です。 db469buncho.hatenablog.com 高校受験の勉強がはかどらないまま、何となく母校の柔道部へ通って練習に…

『司馬遼太郎「菜の花の沖 第2巻」の味』

新装版 菜の花の沖 (2) (文春文庫) 嘉兵衛が初めて兵庫の北風家を訪れるシーン。 諸国の船乗りが集まる有名な商家、北風家は南北朝の頃からの名門で、船乗りを大事にすることで有名でした。 その歴史はさておき、全国の船乗りから尊崇される北風では、船で働…

フレドリック・ブラウン「宇宙の一匹狼」の味

人類が火星や金星に居住するようになっている時代。 何者かの奸計によって罪を着せられ逮捕された主人公クラッグの裁判は、オリバー判事によって行われ、オリバーのもうひとつの顔である政治家としての野心のために、クラッグは精神改良機にかかった『まっさ…

『大藪春彦「蘇る金狼」の味(5)バター!バター!バター!』

ここらで一旦お断りしておきます。 言われなくてもご存じでしょうが、『蘇る金狼』はハードボイルド作品です。 コーヒーには クリープ バター さて、大食漢であり、バターひとつとっても常人離れした量を摂取する主人公・朝倉哲也ですが、前回までの記事を書…

『大藪春彦「蘇る金狼」の味(4)バター&バター』

朝倉哲也の過剰なバター摂取が止まらない。 下巻「完結篇」392ページで、彼はまたやらかしています。 蘇える金狼 [松田優作/風吹ジュン/千葉真一] [レンタル落ち] 朝から110グラムのバターを飲む男 「朝倉の朝食は、大きなモーニング・カップに半分ほど…

『大藪春彦「蘇る金狼」の味(3)バター』

朝倉哲也の、恐るべきバター摂取量がどうにも気になってしまい、もう少し書いてみます。 バター(野望篇)、バター(完結篇)・・ではない! この作品は上下巻に分かれており、上巻が「野望篇」、下巻が「完結篇」と題されています。 蘇える金狼 完結篇 (角…

『大藪春彦「蘇る金狼」の味(2)食パン』

大藪作品の主人公の食事があまりにも破天荒なので、もう少し書いてみます。 温泉宿の朝の和食だとやたらと食べる私でも、これにははるかに及ばない 蘇える金狼〈完結篇〉 (トクマ・ノベルズ) この作品の主人公・朝倉哲也は東和油脂という大企業の経理部員で…

『大藪春彦「蘇る金狼」の味』

「街中での張り込み中、口にする食事といえば、サンドイッチ」 そんな固定概念を覆す大藪作品。 ホットドッグは飲み物です 蘇える金狼 野望篇 (角川文庫 緑 362-2) この物語の主人公・朝倉哲也は刑事ではありません。 むしろ、極悪人です。 今回の私の記事も…

窪田遼「ヘッドフォンララバイ」の味

かなり昔のことですが、青春小説の旗手(と私は思っています)だった窪田僚さん。 代表作「ヘッドフォンララバイ」は、当時の私の思い込みをぶち破るインパクトを持っていました。 ヘッドフォン・ララバイ―公園通りの青春 (1981年) (集英社文庫―コバルトシリ…

司馬遼太郎「坂の上の雲−文庫版2巻」の味

食風景の気に入ったシーンの簡単な感想を書いていきます。 新装版 坂の上の雲 (2) (文春文庫) 日露戦争直前にアメリカへ造船技術を学びに行った桝本卯平が、フィラデルフィアの街で入った酒場の提供メニュー。 お代は5セント程度だそうです。 それを払ってあ…

司馬遼太郎「花神−上巻」の味

食風景の気に入ったシーンの簡単な感想を書いていきます。 花神(上) (新潮文庫) 大阪適塾の塾生たちの「めしどき」 2階から二〜三十人の塾生がどっと降りてきて台所の板敷と土間に集まります。 大きな飯櫃がふたつあり、自分でご飯をよそって食べます。 おか…

井上靖「北の海」の味

食風景の気に入ったシーンの簡単な感想を書いていきます。 北の海 (新潮文庫 い 7-26) 井上靖、自伝的小説3部作のラスト、旧制中学卒業後の数ヶ月を描いた作品です。 前回のブログで、その1作前の「夏草冬濤」の朝食シーンのことを書きましたが、その3年後の…

『井上靖「夏草冬濤(なつぐさふゆなみ)」の味』

食風景の気に入ったシーンの簡単な感想を書いていきます。 夏草冬濤(上)【電子書籍】[ 井上靖 ] 2学期の初日、中学3年生の洪作少年の朝食メニュー みそ汁と漬け物です。 生卵がつく日とつかない日があるそうなのですが、この朝はお休みだったようです。 時…