【感情会計】善意と悪意のバランスシート

財務諸表から逆算で人心を読むテクニック

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実践編ウラ話①占い師のトークは、実はつまらない

今日もっとも運勢の良いのは○○座!

いつもより一歩前に踏み出すと、ずっと先送りしていた問題を、助けてくれる人が現われそう。

ラッキーカラーは赤。部屋を出るとき、いつもと反対の足から先に出すようにすると、新しい発見のヒントが得られるかも…

 

いかにも朝の情報番組の占いコーナーで流れそうなフレーズを、適当に作ってみました。

ですが、私はテレビを見ないのでこういったものとは無縁です。

たまたま目にした雑誌などに、この手のことが書かれていても読まないし、読んでも気にしない。

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こういう情報は、あえて乱暴な言い方をすれば「どうとでも取れる内容を、不特定多数の人に向けた不確実な言葉の羅列」です(あくまでも『あえて』です)

 

しかし、裏を返せば「聞いた人が自分の境遇に当てはめて、好きなように想像を広げられる優れた媒体」です。

 

使うも使わぬも自由。使い方も自由。

黒子のバスケ」の緑間君以外の人は、気軽に使って構わない娯楽の一種と考えてよいと思います。

 

「占い嫌いの人って、夢が無い。面白みが無い。人生に『遊び』の部分が無い狭量な人。嫌い!」

と、そこまで思われたくはないので書きますが、私も占いとはずいぶん古いお付き合いです。

 

そこを深掘りすると主旨がずれるので簡単に言いますが、実はワタクシ、少年時代に見たテレビの影響で手相鑑定に興味を持ち、近所の書店で数冊の本を買い、後は学校で友人たちを練習台にしているうちに、すっかり上達して校内で有名になり、朝、私の登校を待つ女子まで現れるようになったことがあります。

 

社会人になってからも長い間その技能を持ち続けましたが、あまり他人にそのことを明かさず、プロでもないのでひっそりと、たまに気が向くと依頼を受けたりしていました。

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つまり、占い結果を見せられる側ではなく“占う側”でした。

だから「夢が無い、面白味も無い、『遊び』もなくて狭量だから嫌い!」と言われたくはない。

 

まあそれはどうでもよいのですが、私にとって占いは統計学です。

しかも手相は、リレーショナルデータベースの概念に非常に近いものに思われる(だから相性が良かったのだと思います)。

 

手のひらの色々な線や丘、指などにはそれぞれ割り当てられた象徴的な意味があり、それらの組み合わせで為された思考や行動や言動が、時間の経過とともに積み上がったのが人生です。

 これは、各種のマスタテーブルに格納された専門の情報が、行われた取引にそれぞれ紐づいて「取引記録のデータ」としてサーバに格納されているのと酷似しています(あくまで私見ですが)

 

個々人の性格特性が、人生の分岐点でどんな作用をし、結果としてどんな過去や現在があり、そして未来が展開するのかを、相手の言葉を聞きながら目の前に取り出して見せるタイプの占いは「フルオーダーメイド」です。そこが朝の占いとは決定的に違う。

 

ただし、受け手がドキドキしたりワクワクしたり、ときにハラハラしたりして躍動感が出たりする点は同じです。

 

それが「不特定多数」なのか「自分だけ」なのかによってインパクトは違うが、占う側が一種の法則に基づいてコツコツと築き上げた理論を、言葉を選びながらアウトプットしていく作業は、基本的に同じだと思います。

novel.dbmschool.net

 

『占い』という言葉が持つ神秘的なイメージや、見えないものを読み取る技術、そして明らかにされる過去や未来といった派手さが際立って見えるのは「占われる側」の特徴だと思いますが、「占う側」にとっては、ほぼ色彩も感じないほどくすんだ景色の中での地味な作業だということを、まずは知って頂いたうえで、この先の話を進めていきたいと思います。