参謀を「スタッフ職」と置き換えることがよくあります。
一般的には会社の中で「スタッフ職」と言った場合、それは「企画畑」ということになるでしょう。
「企画」というと、会議とかでプロモーション等の計画策定や社内の運用制度を考えたりする姿が、漠然と思い起こされます。
参謀というと個人プレイのイメージが強いが、企画というとチームなど集団で何かをするようなイメージもあります。
一体「企画畑で仕事する」とは、どんなものなのでしょうか?
伝票入力や在庫管理、はたまたテレアポやセールスなどは、その作業時の姿が想像しやすい。
つまり、ライン業務は計測もしやすいし、それだけに評価もしやすい。
では企画畑で働くスタッフ職は、その辺をどう捉えたらよいのか?
私は、ひとくちに『企画畑』といっても大きく分けて2種類あると思っています。
それぞれに仕事の性質が全く異なり、企業にもたらす貢献度合いも格段に違うので、一言でくくって同じ職種のように表現するのは無理があると思うのです。
最初は「初級」とも言うべき企画職に就き、そこから段階を経る中で、もしも充分な力をつけることができた場合にかぎり「上級」の企画職に辿りつくことができる。
しかし、単に「企画畑」と大雑把にくくると、勘違いを起こす初級企画職の社員が出てきて「自分は今の職が合っているので、このまま企画にとどまって、上級職を目指したい」などと夢想することがあり得る。
でも、その飛び級が叶うには、ある条件があり、それを満たさないと、仮に上級職に就けたとしても、役には立てないと私は考えています。
ではその『条件』とは何か?
そのあたりのことを述べてみました。