感情会計-善意と悪意のバランスシート

財務諸表から逆算で人心を読むテクニック

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初めての職場での「言語圏」の合わせ方

今日は一日通してワンオペでした。

 

私が携わっているのはお客様の業務で、「お客様にとってのエンドユーザー」へのサービス提供に関するものです。

いま最もボリュームがある仕事は「在宅勤務のインフラ作り」に関するもので、緊急性も高い。

 

それだけでもしんどいのに、その他のサービス依頼も発生する中、ワンオペでは完全にオーバーフローを起こします。

そして、「お客様の業務」であるだけに、社内にその知識やノウハウを持つ人間は一人か二人くらいしかいない。

正直、むしろ普段より出勤を増やし、長時間働ける状態にしないとさばけない状態です。

 派遣社員のほうが基礎ができている「お客様になりきって働く能力」

そんな中、少しでも時短をするためにいろいろ工夫をしているのですが、その中のひとつが「お客様側の人になりきってしまうこと」です。

これは信頼関係がベースになるため一朝一夕に実践するのは難しいのですが、一旦築き上げると大変心強いスキルです。

 

色んなパターンがあるのですが、その中のひとつに、「これでもかとばかりの省略言語でコミュニケーションが成り立つ」ということがあります。

 

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TOGAさんによる写真ACからの写真

 

学生の頃の友人や、よほど仲の良い仕事仲間同士で、共通の知識を持っている場合に、かなり端折った会話になることがありますよね。

極端に言えば共通の趣味の話題で、ほぼ単語だけで意思疎通した経験を持つ方も多いと思いますが、その時のやりとりのテンポってムチャクチャ早いですよね。

 

それを、お客様とビジネス上の意思疎通で実践するなら、仲間として繋がってしまうのが一番早い。

「仲間として繋がる」というのがおこがましいなら、「仲間同士の対話に近いやり取りをするスキルを持つ」と言えばよいでしょう。

 

普通ならビジネス上のメールでは、顧客社名、顧客担当者名、挨拶、自分の名乗りがあり、その後に、ある程度の決まりに沿って失礼のない内容の本文と結びで構成されると思います。

 

通常は、そこを省力化するためにテンプレート文書があるのですが、私たちの業務の場合、お客様にメールするときはエスカレーションの場合が多いので、最初からテンプレなどは用意されていません。

 

だから毎回ビジネス文書を手作りしていくのですが、このときにあまり傍若無人な書き方をする人は、何となく長居できない傾向のある職場です。

 自社業務で一貫するキャリアの人の弱点

相手のオーダーを受けて自社業務を回す仕事だったら、たった一つの価値観で風土や文化が作られていくのでしょうが、お客様になり代わって先方のエンドユーザー様とお付合いする仕事の場合、自社の価値観にこだわりすぎると仕事そのものを失うことになりかねません。

 

ゆえに、単に自分自身の人生経験が多かったとしても、自らのスタイルに固執しないことが処世術となります。

 

とはいえ、あまり距離を置いた「お客様向けビジネス文書」を作っていると、それはそれで業務に差し支える。

 

端折らないと、オーバーフローによるオーバーヒートを起こしてしまう。

…というか、端折って生み出した時間を使って、建設的なことをするのが私のスタイルなので、現在の業務に携わった一番最初の時点から実践していることがあります。

 

それは、相手の言語圏に合わせる、ということです。

 

別にお客様は外国人ではありませんが、どこの会社にも独特の言い回しや、言葉ごとに使うべき局面や流れがあり、それを習得するとグンと距離が縮まりますので、あえて『言語の違い』とい表現します。

 

自分たちが使っているのと違う言語を習得しながら、その集団と一挙に距離を詰めるには、教科書を頭から理解するようなやり方をするより、『中心的に使われているいくつかの単語を、自分がしゃべっていても不自然じゃないように印象づける』ことが一番手っ取り早い。

 

これをしくじると「よそ者のクセにナマイキな」とか「やみくもに使おうとしているがセンスが悪い」などと思われて意外に大きなダメージを負うこともあります。

 

私が実際に行なった、この点の克服法はこちらになります(データベースのトリセツ【本編】の記事です)。

 

dbmschool.net

 

アウェーの地で、そこの人たちの「ソウルワード」を、よそ者である自分が初めて使う瞬間は、なにか計られているようで緊張することもあると思いますが、好きな人を初めて下の名前で呼ぶときのように、一旦成立してしまえばあとはとても自然な雰囲気になります。