ファスティング3日目の夜に、一度だけ猛烈にお腹を下したのは、数年前の初回実施時のみ。
今回もまた、何ということもなく最終日の夜を迎えました。
「絶食期」は内臓リセットがメイン。ダイエットは「回復期」がメインじゃないかと思う
今回は銭湯に行かないので体重は測っていませんが、ここ数回のファスティングでは前後の体重にさほどの変化が無く、ベスト体重がこのくらいなのかなという感じです。
明日の朝は重湯と梅干から開始し、徐々に固形物へ移行していきますが、発酵食品を積極的に摂取して腸内環境をグンとアップさせていきます。
味噌汁、甘酒、キムチ、納豆、糠漬けなどの映像が、次々と脳裏に飛来します。
ちなみに、「ファスティングがダイエットになる」というのは、私の個人的な意見でいうと、絶食期間よりも回復期に決まってくると思います。
絶食期間には摂取が無いですから、エネルギーはほぼ減る一方。
ゆえに、ここがダイエットの中枢というイメージが強いですが、そうは言ってもたかだか数日という人がほとんどでしょう。(ダイエットだけを目的に7日以上する人はほぼいないと思います)
そういう意味では、絶食期間に減ったとしても、たかが知れていると思います。
回復期に作った食習慣がその後の生活をコントロールするので、食べだしてからさらに痩せることもあります。
「あ、間違えたな」と思ったら、やり直してもいいですし、その時は期間を縮めても良いのではないかと思います。
「リバウンドしないの?」とよく聞かれますが、しません。
「今の食生活を変えない」という前提に立てば、ファスティングはただの「我慢」になってしまい、終わったら元の食生活でドカ食いするからリバウンドになるでしょうが、違う路線に進んでしまったら「Re」の対象がありません。
変えないと変わらないことなので、変えたくなければそのままで良いと思います。
私も食べることは大好きなのですが「変わった後の食のスタイル」で楽しんでいます。
ファスティング期間中に実感する「解毒」
もうひとつちなみに…
お腹を下した話。
初のファスティング経験時の最終日にお腹を下しました。
断食期間中は発酵ドリンクの他には一切何も口にしないため、基本的に便通はありません。
通常、前日までにだんだん食事も抑え気味にして、身体を「省エネ仕様」にしてしまうため、ファスティング期間中はそもそも出るものがほとんど存在しない。
にもかかわらず「猛烈にお腹を下した」とは?
食べていないにもかかわらず大量に出るということは、消化活動による排泄ではなく、体内調節によってあぶりだされた老廃物であることは確実ではないかと思っています。
有害物質は脂肪に溶け込むので、絶食期で糖やアミノ酸を使い切った後の基礎代謝のため、脂肪がかつてないほど燃え盛ると、一斉に行き場を失うはず。
長年溜まりに溜まったものが、とうとう解毒ルートに乗って、体からの強制退去になる、と考えると、こんなにスッキリする便通は、実に通好みのお通じです。
人体の解毒の7割は便によると言われますが、それは通常の生活を送る中であって、ファスティング補正(?)がかかった解毒というのは、通常ベースの何倍なのだろうかと・・
あまり詳しく書けませんが、どす黒いタール状のものが、信じられないほど大量に排出されました。
「これが体内に在ったとは…」と驚くと同時に「これが体内から消えた!」という感動も大きい。
そういえば、30年以上苦しめられた花粉症が年々軽症化してきて、とうとう今年は無症状でした。
因果関係を証明することはできませんが、薬を一切服用しなくなったのは初回のファスティングの後で、やはり解毒プラス食生活の改善の効果は大きいのではないかと、密かに実感しています。