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身体のストレスは、気持ちで解消できるのか?

事の良し悪しにかかわらず、人間はストレスを受けます。

挫折の時はもちろん、結婚や昇進、成功によって受けるストレスも予想外に大きいと言われます。

 

在宅勤務になった人々の悲喜こもごももその例にもれず、プラスマイナスいずれにせよストレスということですね。

 

 

「ストレスを上手くかわす」のは本当に良いことか? 

頭の良い人は、ストレスのかわし方が上手いようです。

 

本来ならストレスによって1週間寝込んだり、半月ほど不調を引きずるような羽目になる前に、スッと気分転換して流してしまう。

気持ちの持ち方(概念)を活用して効率的に過ごせるということなのでしょう。

 

効率の追求にも長けているから、人が3か月かけてするようなことを、2日くらいで済ませてしまう。

理論によって時間を圧縮し、効率化できるということのようです。

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まつなが ひでとしさんによる写真ACからの写真

 

このように「概念」とか「理論」によって生産性を高め、短い時間でより多くのことを成し遂げる人のことを、世間ではたいてい「優秀な人」というはずです。

 

優秀な人は、勉強するにしても実践的な意味でも、とにかく頭の使い方が上手い。

 

効率が良いので時間を生み、それで他人に価値を提供し、お金を得たり名声を得たりして豊かに過ごし、その過程で受けるストレスも、豊かな財力などを使って巧みにかわしていく、と。

 

アメリカ的な成功哲学に出てきそうな話です。

 

 どんなに効率化しても、身体は自然のリズムを無視していない。

ここで疑問なのは、「かわしているストレスは、頭のモノだけじゃないのだろうか?」という点です。

 

本来なら1週間寝込んだり半月不調になることでバランスをとるはずだったストレスを、あっという間にかわしてしまったのは「気持ち」のほうですが、「これでストレスは抜けた」とばかりに続けて酷使された身体は、結局どこでバランスを取るのか?

 

3か月かかることを2日で済ませたというが、48時間で3ヶ月分の成果を強いられた身体は、その後、それに見合う休息を得て回復しきれただろうか?

 

頭の良い人の怖いところは、このときに生じる身体からの声をかわすことにまで長けていることでしょう。

 

優秀な人だから、成長カーブの統計的解釈みたいなことも知っているでしょう。

 急速に成長したものは急速に衰退し、緩やかに成長したものは衰え方も緩やかである。

 

この当然の経験則も、概念や理論で折り合いをつけて歪んだままの物語を作り上げてしまうが、刻々と自然と共に時を刻む身体には、その理屈が通用していない。

 

「ストレス耐性」とは『ストレスをごまかす能力』のことではない

「身体はわかってくれるよ」

 

(妻は理解してくれるに違いない)

 

(子供たちもいつかわかるはず)

 

(大丈夫。ここのメンバーは皆仲間だ)

 

(ウチのスタッフはこんなのが好きな連中ばかりだ)

 

(このくらいは自然治癒が勝つ)

 

(これは地球の自浄化作用を超えていない)

 

等々、身体や家庭やコミュニティ、そして環境を破壊しかねないのは、バカよりも利口のほうな気がします。

 

私の身体はここ最近、不調のサインを盛んに出してきます。

 

不調に気づいたとき、「短時間で治そう」と反射的に考えてしまうことは、すでに何か間違っているのかもしれません。

 

 「ここ2週間は、身体に鞭打ってきたなあ」と身に覚えがあるのなら、2週間かけて治そうと覚悟を決めると、「その気づきこそ正解!」と、その瞬間に2週間分の安息が得られるかもしれないし、今後無理なく2週間かけて実行できる「良き習慣」が手に入るかもしれません。

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カワルンさんによる写真ACからの写真

 

ここ最近、コロナによる生活変化のストレスで不調を感じた方は、いつからの無理でそうなったかの算定がしやすいですから、同じ期間かけて回復する、という風に気持ちを切り替えてみてはいかがでしょうか?

 

想像もしなかった新たな健康習慣が得られるかもしれません。