先日、足パカ運動についての記事を書きましたが、私が日常的にしている他のトレーニングとして「V字バランスからの両手バタバタ」があります。
V字バランスとは、こんな姿勢のことです。
今さら知ったV字バランスの効果
全く意識していなかったのですが、V字バランスには思った以上の効果があるようです。
1.上半身強化
2.スタイルアップ
3.姿勢矯正
4.バランス強化
5.メンタル強化
知らなかった・・。
「瓦より簡単に腹筋を割る」というこの記事のタイトルがアホに見える(と言いつつタイトル変更をしない)。
ちなみに両手バタバタとは、このV字姿勢をとったときに前方へ伸ばしている両手の手のひらを下に向け、ひじを曲げずに上下に振る動きのことです。
全体の流れ
①仰向けになって両手をバンザイし、身体を上下に伸ばす。
②両足を伸ばしたまま床から約5センチ浮かす
(このときにしっかりとドローイングしておくと、腰への負担が減る)
③ゆっくりと足と頭(と両腕)を床から離し、V字の形をとる
④両手バタバタを30回(両腕を前方に伸ばし、上下させます)
⑤バタバタが終わったら、ゆっくりと頭と足(と両腕)を床とギリギリの位置まで下ろし、維持する(床に付けてはいけません)。
その後③~⑤を繰り返す。
これを7~8セット行います。
ムキムキ欲を封印するには女性に教わるのが良いという私の持論
上に紹介したバタバタトレーニングは足パカの記事でも紹介した、ヨガインストラクターのトレーナーが作ってくれたメニューのひとつです。
女性の場合、アウターよりインナーマッスルの充実を求める人がほとんどなので、インストラクターが女性の場合は特に、教える側と教わる側である私の感覚がマッチしやすく、より一層親身になって教えてくれる印象があります。
FineGraphicsさんによる写真ACからの写真
男性トレーナーの場合、自身が外見の筋肉を鍛えている場合がほとんどなので、ついモデリングしてしまうこともあるでしょう。「俺もこんなふうになりてえ」と。
私がその女性インストラクターから与えられたメニューでは、バタバタは5セットだったのですが、ずっと繰り返すうちに不足を感じ、増やしてしまいました。
最初はあまりにもツラすぎて5セットはできなかった。
それに、V字の姿勢で膝を伸ばすことができない。
体がグラグラしてしまい、力があちこちに分散して上手く動けないだけでなく、あっという間に限界がくる。
足パカの時と同じで「こんなにも筋力が弱いのか」とショックを受けました。
筋力、バランス、柔軟性をいっぺんにチェックできる「投球モーション」
私は自分の身体のバランスや筋力をチェックするのに、投球モーションをしています。
左投げなので、右ひざを胸の前まで上げた状態で停止し、鞭のように身体をしならせる余裕がどれだけ確保されているかの安定度を観察します。
はじめた当初は若い頃と比較して情けないほどでした。
足が上がらない。
それも「筋力が落ちたせいだ」と、誤った解釈をしていました。
実際にはこれも、原因は「骨盤後傾」で、自然に骨盤が立つようになると、すべてが変わっていきました。V字バランスにしても同じことです。
骨盤が立った状態を保つようにすると、V字の形をとるのに腹筋の力はそれほど必要としません。
V字からのバタバタ動作は割と簡単に行えて、持続力も格段に上がります。
また、この状態で鍛えられる筋肉こそ「割るべき腹筋」であることも実感できます。
ディオの激しい指摘を受けない効率的な腹筋割り
形を意識せずにひたすら腹筋運動を繰り返していても、いつか腹筋は割れるでしょう。
しかし、関係ない部位もランダム(不安定)に力が入り、効率が悪い上に、せっかく鍛えた腹筋の使い方が上手くないという結果をもたらします。
トレーニングをサボっていなくても、鍛えられる部位が一定でないので落ちてしまう筋肉もあるでしょうから、結果的にトレーニングは「いつもキツイ」ということになりかねません。
無駄無駄 缶バッジ DIO ジョジョの奇妙な冒険 ジョジョ展
逆に、鍛えるべき部位にストレートに負荷がかかるトレーニングはムダが無く、強度のわりにバテ具合も少ないため、無理なく続けやすい。
マシントレーニングでも、自己流で力任せにやっているとキツいばかりで効果も少なく、続けづらいのと一緒です。
体幹トレーニングは地味ですし、より一層孤独感が強いため、気軽にできる一方、やめてしまいやすいのも特徴のひとつです。
私の場合、やったことはただひとつ「骨盤を立てる」というだけでした。
むろん、一朝一夕にできたわけではありませんが、一度要領をつかむと日常生活のすべてにつなげやすく、その延長としてトレーニングがある感じです。