感情会計-善意と悪意のバランスシート

財務諸表から逆算で人心を読むテクニック

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10万円は、2回目の給付が有ったら使う

昨日か一昨日当たりのニュースで、総務省調べで6月の消費が大幅に上向いたという記事がありました。

 

国民が逼塞していた5月から比較して、経済活動が動き始めたからのだから当然の結果ですが、やはり10万円の給付金が大きく影響していると思います。

結局使ってない給付金 

皆さんは給付金を受けて何か買い物などされましたでしょうか?

私は実のところ、1銭も使っていません。

 

ちょうど税金の支払い時期と重なるため、そこへ充当する人が多いという指摘がありましたが、私はちょうど住まいの更新時期にあたっていて、そちらに消えた格好です。

 

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紺色らいおんさんによる写真ACからの写真

 

「それでも、本来そこへ使われるはずのお金が失われなかったわけだから、『その分だけ得した』と考えて、使えばよいではないか」

という考え方は当然あるのですが、そうとも言えない。

 

生活必需のまとまった支出が予定されている状況において、臨時収入をそこへ充当した場合

『元々の予定の分が浮いた。得をした』と考える人と

『平常の状態が維持された』と考える人がいると思うのですが、私は後者です。

淡々とそれまでの日常における管理をして行くタイプです。

 

ましてや、今の政府の態度からすると、今後ますます厳しい状況に至っても、もはや今回のような救済措置は取らないであろうと見ているため、受け取った10万円は死守すべしという考えです。

 

渋った挙句の10万円には、「パッと使う」非日常感が無い 


麻生大臣は「国民に現金を配っても効果が無い」と言ったと聞きますが、あれはお話にならぬピンボケな理屈です。

 

景気の「気」は気分の「気」だと言った人がいますがそのとおりで、気持ちが大きくならなければ支出だって大きくならないと思います。

 

ハッキリ言ってリーマンショックの時の麻生総理が実施した1万2千円一律給付には、気分を大きくするほどの ”非日常感” が皆無でした。

「何かに充当した」というインパクトさえ、全く感じられない。

 

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yumeyumeさんによる写真ACからの写真

 

 「それなりにお金をかけないと、効果って得られないよ」なんて言うことがあると思います。

 

あれは我々が消費者側に立っているときの実感ですが、国家が国民に対して金銭上のインパクトを与えてリアクションを期待する場合にも全く同じことが言えます。

 

今回のコロナ禍では、既に窮迫していた人が多かっただけでなく、税金納付と重なったなど時期的な問題もあって、10万円では非日常感を感じられなかった人が多くいる。

 

これがもし20万円だったら、そういう人のうち、日常感を超えた収入を実感して消費に向かう人が多くなる。

当然、30万ならより効果が高くなるのは確実です。

 

しみったれた財政出動では、効果が得られないのです。

これが庶民勘定であり、国民の本音です。

 

財務大臣が「安物買いの銭失い」を吹聴しているさまは、あまりにも惨めだと言わざるを得ない気持ちです。