今からおよそ10年前
ふと思い出して、昔ハマったゲームブック(小説で遊べるロールプレイングゲーム)の「ソーサリー」という作品をネットで検索してみました(全4巻にわたる壮大な物語)。
私がこれをプレイしていたのは1980年代半ば。
まだインターネットは無く、この作品を楽しむための情報源といえば、プレイしている本そのものしか無かった。
解釈力が低すぎた当時の私にとっては作品世界を充分に堪能できず、今思い返しても残念なほど不完全燃焼でした。
その後ソーサリーに関する情報はどのくらいネット検索できるのだろうかと、10年前の私はおもむろに調べ出しましたが、その時求めていたのはあくまでも「断片情報」程度のものでした。
そんな、何の気なしの検索に引っかかったのが『今頃ソーサリー』
抜群のネーミングです。
過去にソーサリーをプレイした経験のある人なら、2011年の段階でこのタイトルを見た瞬間、それが一体どんなサイトなのかが一目瞭然です。
グイと関心を惹かれた私が入り込んだのがこちらです。
「プレイ日記」
そんなタイプのブログがあるのか・・。
少年時代の記憶を辿りつつ、ワクワクしながらこのサイトを読み進むうち、いつしかこの「今頃ソーサリー」にハマり込みました。
この68さんというブロガーの方は、ソーサリーを初見プレイしつつその模様をブログ連載し、なんと8年かけてクリアしました(富樫義弘並みの空白期間もありましたが)。
しかしとにかく、やり切ったのが凄い。
そして文章がコミカルで、何度も声をあげて笑わせてもらいました。
本気で面白かったので、記事にも書きました。
blog.dbmschool.net
色々と思うところがあり、この68さんに敬意を表しつつ、私もプレイを記事にしてみることにしました。
といっても当然私は初見ではないし、ディティールまでかなり細かく知り尽くしている。
だから、物語に脚色を加えつつ、小説を書くような感じで書いてみようと思います。
国の事業の裏側(出発前) : 【公的勇者】ソーサリー主人公が高卒公務員だった場合
悪の大魔王の元へ旅をし、盗まれた品の奪還を目論む勇者が、もしも「公務員」だったら・・
剣を携え、48種の呪文を使いこなす魔法剣士に託された過酷な任務が「辞令によって発令された業務」だったら・・
出発前から官僚組織のしがらみに掻き回され、文句タラタラな勇者公務員の活躍(?)を描いておりますので、よろしければそちらもご覧ください。