【感情会計】善意と悪意のバランスシート

善と悪の差し引き感情=幸福度

信念ゆえの頑固か、他の手が無いだけなのか?

官僚の声を聞き入れないのか?

それとも・・

官僚から「GOTO続行」以外の語彙を与えてもらえないのか?

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果たして、ただの「頑固」だけでここまでやるか? という気がします。

 

「こだわり」が『美学』になるには、それなりの理由が要る

周りが見えない頑固爺というのは、個人レベルで聞くことはありますが、一国の総理でここまでやるというのは、神州不滅が国政担当者の間で唱えられた太平洋戦争末期を彷彿とさせて怖い。

 

なぜここまで、たった一つの手段にこだわり続けるのかと言えば「他に手が無いから」と思われても仕方がない気がします。

 

「他に手が無い」なんて、日本の官僚はそこまでアホなのか? といえば、決してそうは思えません。

首相に次善手を提供するくらい、彼らの能力からすれば不可能なことではないはず。

 

官僚にかかる圧力

総理が無理筋をここまで通す理由とは何か?

GOTOを止めさせたくない「だれか」から官僚たちが脅されていて、首相にシナリオを渡せないのだろうか?

 

GOTOは二階氏が裏で糸を引いているというのがもっぱらの噂ですが、本人が直接、事業の起案担当者レベルの役人に電話をかけて「GOTOを止めるな」と言うことは考えられない

 

ただ、もっと下にいて、その息のかかった者がやっている可能性はあるな、と思ったとき、ふと自分の過去の体験が思い起こされました。

 

脅された実体験

役所勤めの頃、私は局の会計を担当していた時期があります。

外郭団体への請負事業で、書類に不備があるため担当課に何度も突き返し、修正を求めていました。

いつまでたっても指示通りに仕上がって来ないため、書類はずっと私の所で止まっている

 

「ここが不備だから直せ」と具体的に告げていて、しかも計算違いのたぐいなわけだから、私の指摘を受けている担当課の職員の指示通りに修正すればよいにもかかわらず、なぜか正しい書類が出てこない。

「事務局」の事務レベルが低いとは考えたくないが、そこに純粋な事務員が配置されているとも思えないのが外郭団体です。

 

ある日、その外郭団体の事務局長へ天下りしているOBから私宛てに外線が入りました。

 

OB:「君が書類を受け取らないと聞いたから電話したのだけど、どういうことかな?」

文鳥:「・・・(呆)」

OB:「担当課のA課長にこのことを言うけど、いいんだね?」

 

OBの脅しは、若手には通じない

残念ながら私は、OBだからというだけの理由で、知らんオッサンにヘイコラする性格を持ち合わせていない

しかも、A課長はたしかに遥か高みの存在ではあるけれど、前の局が一緒で、私はこの気さくなキャリア官僚としょっちゅうダベっていて面識も十二分にある。

決して、ノンキャリが天下りしているだけの外郭団体のことで、私を脅すような人ではない

 

自信満々に脅しをかけてきたOBに対し、「一業者のオヤジが、クライアントに向かって何をエラそうに」というスタンスの私。

 

「迷惑だからやめろ。仕事の邪魔だ」という内容の返答をしたのですが、相手はそんな微細な感覚を持ち合わせてはおらず、私が恐れ入ったという受け止め方をして会話は終了しました。

 

当然、その後も書類の不備は容赦なく突き返しましたが、庁内からそのアホOBにリークした担当者のほうが、私の無神経さに怖れをなしたようで、それ以上の干渉は無くなりました。

 

複数官庁に対し、同じニュアンスで示唆するのは難しい

いくらタテ型社会の役人といえども、そこには様々な不文律や事情がある。

しかもGOTOは複数の役所がそれぞれ自省の事情を抱えて担当している。

 

さらに言えば、直接に民間事業体に発注するレベルの業務は、官邸官僚とは筋違いのノンキャリアがせっせと書類を調えて、会計課のノンキャリ事務官に提出し、実際の発注はそこから行われたりしている。

 

現場に近い前線の動きは、エリートのキャリアが担当しているわけではない

どうせ頭悪くて上流階級様への忖度の程度も低いのであります。

(むしろ会計検査院の目を気にしている)

 

だから私も、天下りOBの脅しに対し、事務担当者の論理で突っぱねた

 

どんな指示が前線に投げつけられても、前線を担当する下っ端は、下っ端なりの頭でしか受け止められませんのでどうかお許しください。

右往左往する上の指示を処理するには、時間も足りず手も足りず、フラフラで頭も回りませんけどなにか? という感じです。

 

結局、弱者がいてくれるから、相対的に強者である人間の言うことなんて、弱者に見放されたら何とかの一つ覚えしかないのではないかと、こういう記事を読むと思ってしまうのです。