印象操作に思えるなぁ・・
ビジネス上の話なら、断然私はより現場に近いほうの味方
こう並んでると、なんだか知事がわからず屋のように見えるけど、私はそう思わない。
そう思わされているだけ、だと・・
※後日註
以下に、コロナ緊急事態において、「都知事が動かない」という政権の不満と「国の指示が明確でない」という小池都知事の意見が衝突した記事を3つ紹介していましたが、URLが無効になったので削除します。
各自治体への責任の押し付けに加えて、露骨なGOTO外しなど、東京都に対する政権の姿勢に信頼感が持てないという点で、私も都知事と同種の警戒感を持っていました。
客と接してない人間は、「現実時間」を生きていない
責任者に抜本的な点を曖昧にされたまま、エンドユーザーに接することほどダメージと憤りの大きなものは無い。
今一番必要なのは、政府が責任を持って前面に立つこと。
そのうえで実行を自治体に委ねるのが当然な姿。
私は特に小池知事のシンパじゃありませんが、この局面では絶対的に小池支持です。
ビジネス現場で本当にこれが頻繁に有って、いい加減辟易しているからです。
小池知事は、もし政府の明快な態度無しに動き始めたら、即座にはしごを外されることが目に見えているからヘタに動けない。
この局面で、追い詰められているのは知事のほうだと思います。
日延べできる人間に、現場を語る資格はない
大本の指針が曖昧なゆえに現場に混乱が起きている。
だから、そこをまず正してくれと要望するが、後方の連中はのらりくらりと責任逃れして結論を先送りする。
後方司令部の連中なんて、現実の時間の中を生きていないので、「忙しい」なんて自慢気に言うが、要はヒマな連中。
その証拠に、現場で火のついたこの局面でも、平気で日延べする。
「現実感」や「当事者意識」は『お金を出してくれる相手』との接触により実感できる
後方司令部は現実無視でも成立する不思議な仕事だが、現場はそうはいかない。
一刻一刻が容赦なく身を焦がす。
ひっきりなしのメールと電話。
「進捗確認」という、それに対応したからといって、仕事が進むわけじゃない ”利息” みたいな業務。
対応が遅いから迷惑しているというクレーム・・
後方の連中がボケっとスマホいじってたり、居眠りしたり、くだらん雑談している間、片時も気の休まることなく神経をすり減らして対応に追われる。
客に「答え」を出さないと電話は切れない現場の宿命
特に厳しい電話を受けた時、現場の真価が問われます。
「代わりますのでお待ちください」と、途中で誰かに押し付けることができない。
ということは、必ず会話を成立させ、切ることにご納得いただく必要がある。
お客様は、「結論のない対応」なんてものは許さない。
必ず「結果を伴った回答」を要求してくる。
それを出さない限り、現場の接客は終わらない。
「遺憾」だの「緊張感を持って」とか「真摯に受け止め」なんて繰り言は一切通用しない現実感覚に直面し、絶対に何がしかの結論を出さないと、一区切りすることすら許されない。
現場の現実とはそんなものです。
「鉄を飲み込んでも、消化は現場がする」という無責任
後方司令部が前線からの訴えに対し「不快感」「建設的対応」「着地点を」みたいなことを言ってモタモタしているうちに、現実に火が付いている現場では何らかの動きをして一定の形を見る。
それを評価して批評し「どこがマズかった」とか言っていれば、より高い視野から仕事している体を繕うことができる。
これがムカつくんだよなぁ・・
今回の件も、「今さら『国が』『都が』とか言ってる場合じゃないだろう」というのは、国に言うべきであって都に言うことじゃない
そうやって、いかにも「都が駄々をこねてる」ふうな世論に誘導し、政府は逃げ延びて次の犠牲者を作ることを助長するように、マスコミが動いてる気がしてなりません。
迷ったときの法則
サンマルク創始者の故・片山直之さんじゃないけれど
「お客さん(住民)に近いほうが偉い」
異見があった場合はその法則に従うほうが良いと思う。
国と都道府県なら都道府県。
都道府県と市町村なら市町村の意見を最初に尊重し、言いたいことはすべて引き出したうえで、住民の意思を問う形で物事を進めるべきです。
ビジネスが不完全燃焼を起こすのは、現場の意見を押さえ付けた時で、そんな時は表面上・短期的な決算書は良い結果に見えるかもしれないけれど、問題を先送りしただけの組織になる。
一企業ならそうなっても、最後は自業自得ということになるが、国や地方公共団体がそれではあまりにも無責任と言わざるを得ない。
そして、まっとうな知事の意見に対し、いかにも様々な立場の人が「それはただのわがままだ」と評しているように見える報道。
無責任が正当化されるような邪魔な報道をするマスコミは、無責任を通り越して社会悪にしか思えないことがあります。