【感情会計】善意と悪意のバランスシート

善と悪の差し引き感情=幸福度

会長と魔道士の共通点

緊急事態宣言とオリンピックは関係ないと、IOC会長トーマス・バッハ氏は公言しました。

 

「そんなわけないだろう!」

 

そう思っている日本人は多いでしょう。

 

「バッハ氏は、都合の悪いことを見て見ぬふりしているだけだ!」

 

それはおそらく間違いないでしょう。

 

もしもそうでないとしたら、そこには一体どんな意味があるのだろうか?

 

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総理は、ここ一番の所で尾身会長を盾にしたり、自治体に責任を押し付けたりと、およそリーダーらしからぬ態度を見せますが、今度は「オリンピックはIOCの意向により実施は決定している」などと言い出して国民を落胆させています

 

IOCは五輪を実現させるのが仕事であり、日本国民を気遣うのはあくまでも日本国総理の仕事です。

 

そこでIOCに責任転嫁するなら、組織の顔であるバッハ会長をとてつもない悪人に仕立て上げることになる。

 

こんな状況下で、開催国首相から悪の役どころを集約させられたバッハ氏は、もはや人であることを諦めなければならなくなる。

 

総理、IOC会長は魔物かなんかなのですか?

じゃあ仕方ないから、その線で想像を広げてみますね・・

 

 

1982年作品『魔界都市<新宿>』

 

菊地秀行さんのデビュー作で『魔界都市<新宿>』という小説があります。

 
この物語のラスボスである魔道士 レヴィ・ラー
 
大賢人アグニ・ライ老師の元を訪れた25歳のラーは、精神の深みを極めたい(正義のために司法で活躍したい)と願う純粋な若者(弁護士)だった。
 
素質にあふれる彼は、日々修行で高い精神性を身に付け、ゆくゆくは宇宙精神との一体化さえ望めるほどに成長した。
 

魔界(利権)の法悦に支配された「士業」の男

しかし、残念なことにラーは魔界の忌まわしき存在に敗れた
 
身を刻みながら刻々と精神の喜びに達するより、魔界(利権)の快楽に浸ることを選んだ彼は一転した。
 
憎悪と呪いが歓喜となり、絶望と恐怖が理想とされる魔界の愉悦の虜になったこの堕落者は、その能力が突出しているだけに(会長なだけに)、ひときわ厄介だった
 
この世(開催国の国民)に一日たりとも平和と安息の日々がこないよう、身に付けた秘術(権力)を駆使するようになってしまったのだ。
 

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地の底から新宿(都庁)を主なターゲットに魔物(五輪)を呼び出す画策

魔道士レヴィー・ラーが呼び出そうとする魔界の忌まわしき存在(商業五輪)は、ひとたび出現すれば、この世を恐怖と絶望、憎悪と呪いが支配する暗黒の世界と化す存在
 
最後のほうで明らかになりますが、ラーが呼び出そうとしたのは『パンドラの箱』
 
一番最後に ”希望(平和の祭典)” が登場するものの、そこに至るまでに出現するのは人の心の悪徳ばかりで、商業五輪と化したオリンピックはまさにパンドラの箱。
 
ラーはかつて(2020年)一度、それを呼び出そうとして失敗しています。
 
理由は、儀式に必要な供物(犠牲者)が不十分だったからでした。
 

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邪魔者(開催国の国民)を生贄にすれば、儀式は成功する

ラーは前回の失敗にこりて、今度はとっておきの生贄を狙います。
 
自分の師であるアグニ・ライ老師から特殊教育を受けた現代の聖人・羅摩こづみ氏に魔物を差し向け、殺害を図る。
 
地球連邦政府の首席として、奇跡的ともいえる平和への政策を次々と実現させる羅摩氏こそ、世界魔界化計画の最大の邪魔者。
 
そして”聖人”である首席こそ、魔界(利権)への供物としてふさわしい。
 
ライ老師を首席から引き離したスキに襲撃を成功させたものの、老師の機転により即死させることはできなかった。
 
しかし、呪いは首席の身体を冒し、老師の力を持ってしても、残り時間はあと3日(3か月)
 
この3日のうちに、首席に術をかけた魔道士の企みを制して計画を破たんさせ、世界が魔界化(パンデミック)することを防がなければならなくなった主人公。
 

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本儀式だけじゃなく、プレ儀式にも生贄が必要

本チャンの生贄は羅摩こづみ首席ですが、そこまでに定期的なプレ儀式を必要とし、生贄(聖火ランナーと大会ボランティア)を集めて回ります
 
そして、生贄を救いにやって来た親兄弟や恋人を捕らえ、その後も契約書(違約金)を盾にとって手放さず、地獄の苦痛を与え続ける
 
もだえ苦しむ(疾病死&経済死&絶望死)魂の叫びこそが、このうえない天上の音楽。
 
それを聞くたびにラーの全身は喜びにわななき、もっと泣き叫べ(いや五輪とは無関係ッス)と答えを返す
 

犠牲者たちも、さすがにこれほどの苦痛を与えられると、レヴィー・ラーの命令に服従するようになる。

 

それもまた、彼のやり口であり、救出に訪れた主人公は、犠牲者の群れに襲われる羽目になります。

 

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主な使い魔が3匹

レヴィー・ラーには、魔界から呼び出した3匹の使い魔がいます。

 

火鬼、水鬼、土鬼と呼ばれています。

 

菅、小池、橋本と呼ばれることもあるらしい。

 

人々が悶え苦しみ、命を失う様子を、見て見ぬフリではなく楽しんでいるとしたら、まさに魔道士レヴィー・ラーとオーバーラップするトーマス・バッハ。

 

主人公・十六夜京也よ。

残りは3か月しかない。

 

 

この世の地獄から、世界を救ってくれ。

 

平和の敵、世界の敵である商業五輪から

 

 

・・・総理、こんな感じですがどうですか?

バッハ氏は自分の仕事してるようですが、総理は自分の仕事してない気がします。

五輪開催ありきじゃなくて、国益を図ってください