【感情会計】善意と悪意のバランスシート

善と悪の差し引き感情=幸福度

世相さん11(平均値にダマされるな)

このところずっと書いていなかったビジネス寄りのことを書きたいと思います。

 

これまで私が「世相さん」というタイトルを付けた記事のカテゴリー名は、常に「ノンポリの政治感情」でしたが、今回はちょっと違った角度で捉えてみます。

 

 中央値の解説を読んでもわからないが、だいたいの感覚でもよさそう

世相のうっぷん晴らしチャンネルでは、「中央値」という言葉が何度か登場します。

 

キャッチ―な場面で多用される”平均値”がミスリードになっていると思われる場合、世相さんは「中央値を併用して考えるべき」と言います。

 

小学4年生から算数についていけなくなっていた私にとって「中央値」などという言葉は初耳で、考えたこともなく、当然意味も知りません。

 

ネットで調べても、どうも数学のできる人の説明文章というのは、なにかの前提をすっ飛ばしているとしか思えない記述が多く、読んでも頭に入ってこない。

 

それこそ”平均値”ならわかるんだけどなぁ・・

「総合計を母数で割った値」とか、それっぽい表現はできる。

 

この「中央値理論」は私の勝手な見解です 

説明を読んでもわからなかったので、大雑把な文系頭なりにざっくりと「中央値」を定義しました。

 

「100人の集団で50番目になったときの値」(あくまでも私なりの考え)

 

ちなみに、この動画で紹介していた題材は「副業で成功できるか?」という内容です。

www.youtube.com

どうやら、フリーランスの調査によれば、”副業系すきまワーカー”の平均年収は63万円らしい。

 

「年収63万円なら、月に換算すれば52,500円だから、結構な小遣いだよなぁ」

 

と、『平均年収』で判断すれば、副業はオイシイと考えてしまってもおかしくない。

だけど、これは大きな間違いだと世相さんは解説しています。

 

なぜなら、このグラフがあるからです。

左端の「副業系すきまワーカー」をご覧ください。

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この資料はPRESIDENT Onlineの記事↓↓↓で確認できます。

president.jp

 

さて、ここで判断材料として出てくるのが「中央値」

もっとも、そんな理屈を知らなくても、左端のグラフの構成を見たら状況は察せられます。

 

しかし、それなりに腹に落ちる程度には理解しておきたい。

また、別のケースにこの理屈を転用して使いこなせる程度になっておきたい。

 

そんな気持ちもあって、自分なりにまとめたみた「数学苦手なヤツのgdgdプロセス」を並べていきます。

 

※重ねてお断りしておきますが、正確な「中央値」の定義を私は理解していませんので、それを含んでご覧ください。

あくまでも「私ならこう考える」という理屈です。

 

100人が100点満点のテストを受け、各階層にまんべんなく結果が散った場合

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これは平均点と中央値が見事に一致した例です。

 

総合の得点数を人数で割った「50」と、成績順でちょうど真ん中になった人が取った点数「50」が同じなので、こういう場合には”平均点”でものを考えても判断を誤りづらいと言えます。

 

そんな簡単に理想どおりには行かないが、それでも「比較的」うまくいった場合

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高得点者が少なく、点数でいえば中間よりやや低めの層に結果が偏った場合、「テストの点数と順位」という視点で判断するときには要注意です。

 

「せっかく頑張って平均点を超したのに、なんで順位がちょうど真ん中ぐらいになってるの!?」

 

理由は、”平均点”が実態と少しずれたからです。

 

得点分布のクセが強く、より一層理想から離れてしまった場合

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これだと、問題を作った教師が青ざめる状態かもしれません。

 

問題が簡単すぎただけでなく、教え方に一定の取りこぼしがあったことが想定される結果です(3分の1が一定の低層にかたまっている)

 

「平均よりうんと高いのに、どうして順位がこんな下のほう(真ん中)なの!?」

 

「20点前後って子がずいぶん居たって聞いたけど、同じ授業受けててこの偏りに、先生は違和感ないんですか!?」

 

疑問、質問、詰問そしてクレームを受ける教師はたまったものではないけれど、テストの得点分布は消費者(生徒、親など)が数値の成り立ちに疑問を持ち、問題提起してくれる世界であるということも言えます。

 

試験問題とは決別しなくてはならない「現実社会のおカネの話」

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試験問題の配点や得点は、いわば「特定範囲内の決まりごと」であって、考えの及ぶ範囲です。

 

そうはいかないのは、学校を卒業したあと入り込む現実社会。

 

むろん、学生ですでに一線のビジネスパーソンとして活躍する人もいるけれども、大多数の人は平均点とのお付き合いに慣れ切ったうえで社会に出ます

 

だから「満点」の概念のないところでも”平均点”を使われると、つい納得してしまう。

 

たった一人が大勝ちしているフィールドの実情が目隠しされた”平均点”に惑わされ、「ひょっとしたら自分もイケるかも」と淡い期待を持たされた結果、中央値の洗礼を受ける。

 

上の表は私が適当に作ったデータですが、「平均の稼ぎ高は55万2千円だけれど、一般的イメージの平均(だいたい50番目くらい)に位置して得られるのは10万円しかない」ということになります。

 

これが副業の成果だとしたら、個人が自分の生活から割くリソースに対し、得られるものは期待と大きくかけ離れて低くなるという文脈になるでしょう。

 

世相さんも動画の中で語っていますが、副業で成功するのは「すでに成功している人」といって過言ではなく、「すでに成功」するためのフィールドは副業でなく『本業』です。