とても久しぶりに見た成毛眞さんの名前は、とても意外な場所だった。
反社並みの恫喝を大臣がやらかした件で、飲食事業者が激怒した。
なんか去年の今頃は「コロナ過で大ダメージを受けた飲食業界を救済する」とか高らかに叫んでたはずだけど、この変節漢ぶりはいかにも節操がないし、それにやり方が汚なすぎる。
当然ともいうべき反発ですが、その記事の中に唐突に出てきた元日本マイクロソフト社長の成毛眞さん。
型破りだけど仕事はきっちり、影響力は強し
成毛さん、上の記事ではポスターに使う文言やデザインまで細かく言及し、かなり強めなメッセージを発しています。
成毛さんの名前を見たのが久しぶりだったこと自体も衝撃的でしたが、よりによってこの記事で目にするとは・・
相変わらずお元気そうで何よりです。
成毛社長の面白エピソード
まあ、政治的な話はここまでにして、私が好きな成毛さんのエピソードを少し紹介します。
成毛さんは社長時代も相当な型破りで、ファイナルファンタジーが発売されるとしばらく社員たちの前から姿を消し、連絡も取れなくなったそうです。
外部との連絡を絶ってFFに没頭する社長。
クリエイティブな発想は、こんなところにも原点があるのでしょう。
行方不明な社長の探し方
しかし、何も告げずに行方を晦まされて、いちばん困るのは社員です。
社長判断を仰がなければならないときに行方不明では、実務のほうが回らない。
八方手を尽くして、調べられる場所はすべて調べてもなお、社長の行方は杳として知ることができない。
顔を見合わせて途方に暮れる社員たち。
でもその中に、機転の利く社員が居た。
FFの発売日直後であることから
「社長はファイナルファンタジーの中にいるのではないか?」
と仮説を立てる。
そして・・
オンラインに参加した社員は『社長を探す冒険の旅』に出た。
まったく違うコンセプトでFFをプレイする社員(笑)
このくだりはかつて成毛さんの著書で読んだことがあり、その時の後継を想像すると面白かった。
無名の頃のマイクロソフトに入社し、日常的にビルゲイツと過ごした人は、やはりこのくらい型破りでないと務まらなかったのでしょうね。