【感情会計】善意と悪意のバランスシート

善と悪の差し引き感情=幸福度

ターゲットの選定はビジネスでも政策でも気をつけよう

かなりまずい状況になってきました。

 

以前私は、経済的困窮者への政府対応のことを『棄民政策』と書いたことがありますが、とうとう 発症者に対する政府対応までが、おおっぴらに ”棄民” と書かれてしまう事態です。

<経済的困窮者への対応を「棄民政策」と表現したのはこちらの記事です⇩⇩⇩>

blog.dbmschool.net

 

今回はターゲットが違う

言うに事欠いて「医療崩壊」を『自宅療養』と言い張ってしまったのは、現政権としては致命的な悪手な気がします。

news.yahoo.co.jp

 

しかも、それを諌められても押し通そうとしているけれど、同じ”棄民”でも、これは全く性質が違う。

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経済的に弱らせて声を奪う従前の方法

これまで政権がやってきたのは、ピンポイントで弱者を狙ったものでした。

 

はっきり言って、経済的困窮者は、どんなひどいいじめにあっても、世間に対して声を上げることさえ許されない人が多い。

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住む場所を失い、飢えや暑さ寒さなどの境遇に苦しみ、スマホのバッテリーを気にしつつ就労機会やサポート団体を探したりするほどに追い詰められれば、政府への抗議などはしていられない。

 

悪い言い方をすれば、激しく攻撃すればするほど、当事者たちからの反撃はない。

 

そして困窮者の周りには、貧困ビジネスを目論む輩がいたりする。

真摯にサポートしようと手を差し伸べた人が、困窮者に代わって声を上げると、悪意の輩と疑われて叩かれたりもする。

 

政権にとって、生活困窮者は利用しやすい(特にアベノミクス以降)。

当事者は声を上げないし、救済者が現れても国民同士で勝手に分断し、政権を脅かすには至らないから。

 

そして、会社などの法人をも経済的に追い込み、徐々に中流層の足切りを行って、気づかれぬまま徐々に困窮者を増やして行けば、より一層社会全体を好きなように操ることができる。

 

中小企業、小規模事業者が追い込まれる背景には、「モノ言う国民の矮小化」があると思う。

 

とにかく弱者にしてしまうために、国庫から大金を使ったふりをして実はお友達にバラまき、その実困窮者を生み出すためにコロナ禍を利用してきた感があるが、それは経済的弱者に対して徐々に行うべきだった。

 

「ま、オレは今のところ金には困ってないし」

と思って直接的に政策にNOを突きつけない ”ある程度モノ言う力を保持している人” の足元を徐々に突き崩してナンボだった『経済死誘導』を『疾病死誘導』にまで広げてしまった、と私は見ています。

 

経済死に対しては痛みを感じずに超然としていられた人も、疾病死の恐怖に対しては強い痛みを感じる

どんなにお金があっても、死病に罹ったら終わりです。

相当にお金があって、政府に特別な施しができるレベルの人なら、軽症だろうが中等症だろうがコッソリと入院して治療を受けられるでしょうが、その層の人数は極端に少ないはず。

 

「ま、オレは今のところ金には困ってないし」と思える人でも、発症したらカネの問題ではなくなってしまう。

 

総理が自宅療養をゴリ押しすることによって、これまで当事者じゃなかった人までを災禍に巻き込んで当事者化するとともに、その予備群までを一挙に増やしてしまった感がある。

 

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今は東京都が飛び抜けて陽性者が多いですが、病床数と人口の比較で考えれば、危険度の高さは他の道府県とどっちだ?という状況でしょう。

 

むしろ、これまで数人とか数十人規模だった県が、3桁に跳ね上がったインパクトのほうが、より一層住民の恐怖を募らせると言っても過言ではないでしょう。

 

大阪で起きた「自宅療養中に死亡」の惨禍は、どこの県で爆発してもおかしくない。

たとえ年収が1500万円あっても、疾病死はすぐ近くまで迫っていて、その推進を声高に叫んでいるのが首相だと、それなりの力のある人達が「当事者」として認識してしまった。

 

貯金も株式投資も投資信託も、現物出資もFXも、その口座残高とは関係なく命を奪いに来る疾病死の後押しを、あろうことか政権がわずか数時間の閣僚会議でその筋道を作り、押し付けてきたという状況です。

 

お金を持っていても怖い状況に落とし込まれてしまった

自民党を支持する人の中にも、この政権の姿勢にはちょっと、と感じる人は多いのではないかと思う。

 

ワクチンを摂取しても発症する人はいるわけで、重症化率は低いと言われてはいるものの、100%重症化しないと断言まではされていない。

もし急変したら手遅れになるリスクが目の前を漂う。

 

しかも、軽症といってもただの風邪とは比較にならない苦しさを伴うといわれます。

 

ふだん健康な人ほど、具合が悪くなると気が弱くなってしまうのはよくあることで、そんな心理状態の中で「こんな辛いのに自宅で過ごせというのか?」と、より心配が募る。

 

これにはさすがにお金を持っているからといって、超然としてはいられないでしょう。

 

声を上げ、行動を起こす力を持つ人を、あまりにも一挙に増やしすぎてしまった感があり、政権にとって、国民との乖離が今後の政局に及ぼす影響は、かなり不利なものになったと思います。