【感情会計】善意と悪意のバランスシート

善と悪の差し引き感情=幸福度

安全な揚げ物を妨害する財務省の緊縮財政2(消費増税で給与は増えた・・通勤手当の定期代のトコだけ)

揚げ物の危機

ハレの日の逸品ではなく、普段遣いの日常品が1割も上がったら、それが消費に与える衝撃は?

 

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海外の経済成長に追いつけないための値上げは、一過性の割高感とはわけが違う。

 

手元に届くまでの過程において、何かしらの形で海外が絡んだ場合、基本的にそこでの現在の価格も原価算入されるはず。

 

単純に考えれば、もしそこが日本よりも高い物価の国であったなら、材料を仕分けするバイト君の時給が労務費として加味された時点で、日本の消費者にとってのプレミアム化要素が生じる。

 

一体、日常的に愛用しているも身の回り品のうち、海外絡みで入手したものはどれだけあるだろうか?

 

恒常的な値上げは日常生活のあちらこちらで、今もひそかに牙を研いでいるとか、あるいは既に噛まれているのに気づいていないだけかもしれない。

 

 

我が家の菜種油の原材料はオーストラリア産

 

もう少し、菜種油に限定して考えてみよう。

 

我が家で揚げ物をする頻度から考えると、消費速度はちょうど、ひと月で一缶といったペースだ。

 

ということで、一ヶ月あたりの揚げ物油に使う金額は749円とした家計のやりくりがなされているとする。

 

日常品の支出をむやみに変えると、想定外の支出への耐性が弱められる弊害を生む。

ゆえに、原則として、ここは変えないものとする。

 

生活レベルを落とす決断と悩みについて、家族は意外に親身になってくれない

 

「値上がりしたなら、安い油に変えればいいじゃない」

家族はそういうかもしれないが、安易にそうするわけにはいかない。

 

家計だけの問題とばかりに、闇雲に安価品をあてがって解決しようとする行為が、良くない方法で作られた商品の生産過程を正当化し、悪質な商取引や労働者搾取における負のスパイラルに加担してしまうリスクがありうる。

 

・・・と言えば聞こえが良いが、要は生活レベルを下げる妥協に抵抗があるのだ。

口には出さないまでも、実は大半の人が、そういった卑近な理由でまずは現状維持を考えると思う。

 

それに、「この唐揚げ、今までのより美味しくない。今日の夕飯楽しみにしてたのに。やっぱり前のがいい」と、なぜか責任を負わされる立場にあると、一層に安易な妥協はできないのだ。

 

消費税は「税」じゃない。家計においては「それも値段」

我が家で使う菜種油は、749円から818円へと、約9.1%の値上がりを見せた。

700円台の真ん中からいきなり800円台になった衝撃は大きい。

 

販売者の言い分としては

「あくまでも本体価格は694円から758円に上がっただけなんです。800円台になっているのは消費税がつくからで・・」

 

たしかにそうなのだが、消費者が家計のやりくり上で考えなければならないのは

「あくまでもキャッシュフローなんです。実際に払うお金が『買いたい物の値段』なんです」

 

都合よく消費税だけを除いた金額で、家計の判断はできない。

我々は【税抜き価格表示】に騙されすぎている。

 

もちろんこれは販売者の責任ではなく、成長する海外の物価に日本の経済成長がついていけていない結果といえる。

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(株式会社小川製作所HPより)

先進国から滑り落ちる日本の経済 | 日本の経済統計と転換点 中小企業の付加価値経営 株式会社小川製作所 東京都葛飾区

 

 

消費税率が上がった影響で支給額が増えるのは通勤手当のうちの定期代だけ

正社員でも当たり前に昇給するとは言えない。

コロナ禍で賞与が出せなくなった企業もある。

いわんや、非正規だと最初からどちらも望めないことがほとんどだ。

 

家計に余剰分を設けるためには、できれば収入で儲けたい。

 

「余分なものを削って、支出を抑えるのがお金を貯める方法だ」という言葉は昔からよく聞かれる。

 

しかし、「身が細るほど削りに削っても、それはお金を貯めるためではなく、生活のやりくりで必要だからだ」という現実に苦しむ人が増えている。

 

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(「新」経世済民新聞より)

【三橋貴明】なぜ、実質賃金が低迷するのか? | 「新」経世済民新聞

 

仮に年々昇給しているとしても、税負担の増加や、海外物価上昇の影響が昇給分を上回ったなら、実質的な可処分所得が減っている。

 

「1万円分の価値」を手に入れる必要があるときに、財布から1万1千円を放出しなければ求めるものが得られない仕組みになっているのが現在の消費税負担の状況。

 

それに加え、今度は純粋な値上げによって「1万1千円の価値」を手に入れる必要に迫られることになり、そのためには財布から1万2千百円が出ていくことになる。

 

デフレなのに、お金の価値が下がっている気がするのは私だけだろうか・・?

 

少なくとも、お金の価値ならぬ ”給与の価値” は下がっている。

 

ならば、働いて得ている給与の価値が下がるということで、それは働きの価値が下がっているということか・・?

 

(ついでに言えば、非正規雇用において、通勤費用を会社が全額出すということは稀だと思う。

だから、大半の非正規労働者は、消費増税で通勤定期代が上がっているのに支給額には反映されない。

働きに行くための経費が重くなっただけなので、記事タイトルの皮肉が皮肉にもなっていないけれど、そこはご容赦を)

 

次回は、菜種油の価格上昇分を、家計を変えないまま対応するための理屈について書こうと思う。