【感情会計】善意と悪意のバランスシート

善と悪の差し引き感情=幸福度

企業は「賃上げ」を担当、政府は先んじて「社保料下げ」を担当。これで賃金は本当に上がる

「部屋の中がモノであふれて足の踏み場もない。何とかしなきゃ!」

「よし、収納器具を買ってモノをまとめて、さらに収納家具も買って、そこへ入れよう!」

 

ねえ、”部屋のスペース” のこと考えた?

何より大事な『あなたの動線』は ”我慢” で乗り切るの? 家族とか招いた友達のことは?

 

断捨離は、こんなプロセスを経て十分に反省したところから自然発生的に生まれた感性なのではないかと思います。

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「空間」は、何よりも価値の大きい『あなた』の解放感や動線を生み、それがさらに価値を広げる基礎だったりします。

決して「空間 = 何もない空虚・ムダ」などではありません。

 

ミニマリストというほどでもない私ですら、そう思います。

 

 

継ぎ足しじゃ解決しない(悪化する)

ガソリンの値上げ対策でもそうなのですが、どうして政府筋は「継ぎ足してなんとかしよう」と考えるのでしょう。

 

『補助金』とか・・

わざわざ複雑にして、(他人が)することを増やす。

 

面倒さのわりに見返りが少ないとか、人によっては見返りが無く、ただ負担が増すだけなんてことがあるのは、たとえば昨年のGOTOの時にもさんざん言われていたことです。

 

6割以上意味のない税額控除の継ぎ足し

賃金を上げる方法も、赤字企業が半数以上の現状に全くそぐわない「賃金上げたら税額控除」みたいな方法を持ち出す。

 

給与体系は企業により千差万別なわけで、どこかのパラメーターを変えればまんべんなく一斉に変わるなんてお手軽なものではないのに、そこまでやって「上げた分の〇〇%」とか・・

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賃金を上げたことによって標準報酬が変わって、社会保険料が上がれば企業負担分が増えてしまうのだから、たとえ納税している黒字企業だって、額面通り「○○%」の恩恵は受けられないし、社員だって「また社会保険料上がったよ・・⤵」とせっかくの昇給に水を差すことになる・・

 

クーポンの継ぎ足し

自公が禁断症状患者のごとく目の色を変えて固執するクーポンも同じ。

 

あの人たちはクーポンにしないと死ぬ病気にでもかかっているのだろうか?

それならまず病院へ行ってもらいたい。

 

そうすれば、その連中が入院している最中に、もう少しまともな常識を持った人に、今回の件を収めてもらえそうなので・・

 

公務員改革で役人の人数を激減させて有事に弱い日本にさせてしまったのに、全国的に事務量を増やそうとする時点で施策から『迅速』が失われることが確定している。

 

災害に強い国づくりを標榜する公明党は、せっかく与党なのに逆の道を驀進しているとしか見えない。

 

社会保険料のパラメータ設定変更だけでメチャクチャに改善する

色々な人が主張していますが、本当に賃金を上げたいと考えているのなら、大幅な社会保険料減税を実施するだけでなく、一定の改善がみられるまでは一時的にカットしてしまうのが最も手っ取り早いと思います。

 

見せかけの賃金アップよりもはるかに効果が大きく、迅速に可処分所得が増す。

また、上にも書きましたが、健康保険料と厚生年金保険料は同額を企業が負担するので、それが減少(一時的にはゼロ)ならば、これほどありがたいことはない。

 

社会保険料は「手ひどい税金」

”社会保険料” なんて口当たりの良い言い方をしていますが、あれは従業員にとっては【控除項目を完全無視で、強引に獲られてしまう税金】です。

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一方、企業にとっても同じことですから【容赦のないキャッシュアウトを強いられる税金】です。

 

仮に倒産したとしても、資産を処分して手元にキャッシュが残ったら、一般の外部債権者に配分される前に真っ先にぶんどられる類のものです。

 

好景気ならともかく、現状では労使ともに首を締めあげられているコイツを緩めてやれば、それだけで経済活性化の道へ向かう。

 

一部を利すには理由が要る。
全体を利しても文句は言われるが、その説明は遥かにラク

むろん、国保と国民年金も同じ扱いにする。

国民年金は、減額や免除分も満額支払ったものとしてカウントする。

 

その分自治体には負担がかかってしまうけれど、クーポン券にかかる事務よりもこちらのほうが慣れた実務に違いないはずですし、自分個人にも確実に見返りがある話なので、やりがいもあるでしょう。

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必然的に消費が増え、景気に好感をもたらし、業績を上げて65%以上を占める赤字企業から脱却し、納税できる会社も出てくる期待が持てる。

 

人手が足りなくなるので求人が増え、これも必然的に賃金は上昇傾向になる。

 

「賃金を上げる」は「社保を下げる」に如かず

「どっかのパラメータをちょっといじれば簡単に賃金なんて上げられるだろ?」という政府や官僚の感覚は、じつに真実をうがったものです。

 

そのとおりで、【控除項目を完全無視で、強引に獲ってしまう税金】である社会保険料設定のパラメータをチョチョイといじってやれば、面白いように望む結果が得られる。

 

・賃金上昇

・経済活性化

・GDPの成長

・税収増

・国民にお金を配らずに済む(⇦ここ大事! そうでしょ? ホント大っ嫌いだもんね。国民にお金出すのが。親の仇より憎いんでしょ? そうだとしか思えないね、ほんとに)