【感情会計】善意と悪意のバランスシート

善と悪の差し引き感情=幸福度

シロウトの国債3(ワニは貸借対照表に乗せると口を閉じる)

企業でも個人事業でも、借り入れを行った場合は、負債(貸借対照表の「貸方」)に対応して、必ず資産(貸借対照表の「借方」)が同額だけ発生する。

 

”借金”とは「お金を借りた『額の絶対値』」として負債の部に計上され、同時に発生する ”お金” そのものは紛うことなき『資産』である。

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個人生活においては ”借金” というと、あたかも「マイナス資産」のように思いがちだ。

 

しかし厳密には、借りた現金を手元に持っていることもあるし、動産や不動産のように形を変えることもある。

 

いずれも立派な「プラス資産」として存在する(”借金”を遊興やギャンブルに垂れ流してしまうなら別だが)。

 

いずれにしても、その負債に相当する借方項目として「資産」の存在がある。

 

 

国債は通貨(資産)を得るので、そもそも全部が【歳入】じゃないのか?

国債発行そのものは財務省が言うように【歳出】だとして、連中が一つ覚えのように囃し立てる『ワニの口』は怪しい。

https://www.mof.go.jp/zaisei/current-situation/situation-dependent.html

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一般会計歳出を上あご、税収を下あごに見立てて、「足りない分を借金で穴埋め」とした記載だ。

 

上の図中の「国債発行額」とは建設国債と特例債の合算で、前回記事で書いた借換債は含まれない

blog.dbmschool.net

令和3年度の国債発行額(当初ベース)は236兆円だが、上の表に倣うならば43.6兆円ということになる。

 

素人の私ですら、借換債は単なる ”移動” と考えられたのだから、さすがにその道のプロを以てする財務官僚サマは、この図で借換債を算入するようなことはしないのだろう。

 

(イヤ、借換債を含めると上の図はほぼ真っ赤になってしまうから、ビジュアル的な演出のためかな?わからんけど)

 

「借金」で得られた「通貨」との相殺でワニの口は閉じてしまう

三橋貴明さんの動画などでも詳しく解説されているが、国債発行は通貨発行であり、国庫債券(国債)を計上して日本円を供給する行為であるという。

 

つまり、この記事の冒頭で述べた「負債が生じても、応分の資産を得ている」ということではないだろうか?

 

国債を発行するが、通貨発行で応分の歳入が得られるのなら、アウトとインが一致する。

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ということは「借金で穴埋め」というより「通貨発行で補強」というのがより正確な言い回しのような気がする。

 

開いたワニの口は、捏造された経済成長を喰って閉じてしまえ

通貨発行という「補強」が行き過ぎるとインフレになるのだが、スタグフレーションが困窮世帯を直撃し、平均年収以上の世帯でも相当な節約を余儀なくされるほどの状況で、通貨発行をためらう意味が分からない

 

警戒するなら「インフレへの過熱」であり、現状ではその心配は全くないうえ、統計の改ざんで下駄をはいたGDPを捏造し、ウソの経済成長を盾に消費増税までしてしまった以上、現在は「冷えすぎ警報」が鳴っている

 

『ワニの口』はファンタジーに過ぎなかったのだが、ポエミーな財務官僚の頭の中でさえ、冷えすぎた景気の中で、変温動物のワニはもはや口など開けないのではないだろうか。。

(続く)