岡田斗司夫さん曰く、テレビの地上波で発言すると確実にカットされてしまう「スカルプタブー」というものがあるそうです。
「ホームレスにハゲは居ない」
かつての有力スポンサーだった自動車業界やタバコ業界などに代わって、洗剤業界がテレビ番組スポンサーの大物である昨今、テレビ番組でこのセリフは禁句らしい。
「薬嫌い」がきっかけで湯シャン方面へ・・
しばらく前に、私はコロナ後の頭髪減少を機に、湯シャンを始めました。
時期にして昨年の11月頃です。
8月の終わりごろに
「オヤ? 髪が伸びてないぞ・・」
と気づき、しかも2か月後くらいから明らかに抜け毛が目立つようになる。
当然、見るからに寂しくなっていく頭部。
職場では私の頭について誰も口にしなかったけれど、全員「ヤバいな」と思っていたと思う。
だからといって、薬嫌いの私は育毛剤なんかを振り掛けようとは微塵も思わなかった。
薬液を振り掛けると何でも回復するのは「バイオハザード7(とビレッジ)」の主人公・イーサンくらいだ。
【PS4】BIOHAZARD VILLAGE Z Version
治ろうと頑張る頭皮を見守ろうと決めた
肌荒れの原因の一つに「常在菌への干渉」があるのはよく知られています。
市販されてよく出回っている、界面活性剤が強烈なハンドソープの類は、肌を守る良い菌まで見境なく殺傷し、肌を不自然な環境にしてしまうからだといいます。
地球環境も肌環境も同じことで、人間の賢しらで多様性を損なってしまうと、不毛となった大地はひからび、よからぬものから順番にそこを生息地としてしまう。
これはシャンプーでも全く同じです。
自然界に存在する「シャボン」のようなものと違って、石油製品は「安いけど、分かってるよね?」的な働きを、人体に強います。
もともと石けん製品にこだわってシャンプーなども選んでいた私ですが、コロナ後の抜け毛&発毛停止をきっかけに、人為的な頭皮への干渉は ”お湯による洗髪” のみに思い切ってシフトしました。
シャンプー使わないとギトギトになる・・のか?
私は少年時代から割と脂っぽい体質で、ベタつくタイプではあります。
1日髪を洗わないだけで、頭皮などはかなりギトギトになることがありました。
では現在はポマードでも塗ったかのようにベタ付くかと言われれば全く違う。
実はかなりサラリとしている。
それでいて芯が感じられる。
若い頃は毎日せっせとシャンプーし、サラリとしてはいるが、猫っ毛に近くて頼りない髪の毛だった私ですが、その時の頭髪がウソのように、シャンと立っている。
もちろん、歳とったいいオッサンですから、生え際はそれなりに後退しているし、若い頃ほどのボリュームは無い。
でも、しなやかさと力強さと心強さを伴っているのがあの頃との違いです。
こんどうさと・・
「美しい髪」「健康な毛根」の大本は、テレビCMでは示されない
そもそも、脂っ毛がなくてサラサラな状態を心地よいと感じることが、何者かによって価値観を操られているといって差し支えない気がする。
いきなり湯シャンを始めると、頭皮が驚いて油分の分泌に異常が生じ、一時的にコントロールが利かなくなるなんて話は、よく聞きます。
そうなると匂いなんかも目立って、そこでやめてしまう人も多いとか・・
しかしそこを乗り越えると、本来の自然な状態に頭皮が落ち着き、理想的になるといいます。
私の場合は湯シャンを冬に始めたせいか、特に不都合は感じられず、好都合だけを甘受できています。
「タモリ式入浴法」はよく語られますが、そのパーツとして存在する「湯シャン」。
『笑っていいとも』では、「タモリはカツラ」というネタがありましたが、皮肉にもタモさんは極めて健康な頭皮を維持していて、その秘訣は湯シャンにあると知れば、髪に不安を感じる人ほど、”次の一手” は決まったようなものでしょう。