総理がイギリスで投資家を前に行った演説は、私は当初英語で為されたと思いこんでいた。
というのは、メディアでやたらと「Invest in Kishida」が強調されていたからだ。
しかし、これが日本語で行われたと知ったとき、当初の勘違いと相まって独り可笑しくなってしまったことがある。
「Invest in Kishidaです。」という字面。
日本語講演とは知らなかったとき、この書き方を見た私。
「なぜ最後だけ日本語の助詞になっている?」
きっと官房長官あたりが、マスコミの取材に応じて総理発言を抜粋し、最後に彼自身の言葉として付け加えた「です」ではないかと・・
そうじゃないと、なんだかすごいことになりそうだ。
このあたりから、私の想像力の暴走が始まった。
Invest in Kishida …death
なんてことを・・
岸田に投資せよ、お前たちには死あるのみ(あくまでも身勝手変換で)
ここで急に北斗の拳!
なぜ最後だけラオウに・・!
私の脳内にはこれが展開され、一人でクックと笑ってしまった。
英語圏の人には、日本人の「です」は「death」には聞こえないというから、私の妄想はあくまでも妄想に過ぎないが・・
しかし、当の英国ではちょっと笑えない展開になっているらしい。
というか、嘲笑されているという記事を見ると、本当に笑い事ではすまされない気がする。
この記事の副題は
『いま「自国の利益」をアピールする国は欧米にはない』
記事内の小見出しも以下のように辛辣なものが並ぶ
- 「岸田に投資を!」と訴えるも現地メディアは無反応
- 英メディアの大多数は安全保障の「協定」に注目
- どの国も「ロシアへの対応」が最優先事項のはずだが…
数十年前、日本が金持ちだったころ、日本人が海外で美術品などを買い漁って外国人から冷ややかに見られたことがあったが、日本は貧乏になっても金持ちが海外で恥をさらす構図だけは変わっていないらしい。
もっとも、総理がこれを考えたわけではなく、表に出てこない官僚の作文なのだろうが・・