流れを読めない上司がやらかした早計な決定。
実現の日はまだまだ先。
浅薄にしか感じられない意思の表明に周囲は首を傾げ、折に触れて疑問や不満をぶつけてくる。
傍から見ると見当違いにしか思えないから非難の対象になるのだが、こういうとき、言い出しっぺの上司は意外に文句を言われない。
少なくとも直接には。
直接に風当たりが強くなるのはその部下。
ある程度までは、申し開きの文言を演出したりして凛とした態度もとれる。
真面目な部下ほど、懸命にそれをやる。
一方、上司に似ていいかげんで考え無しな部下ほど、上司によく似た不遜な態度で平然と時間を稼ぎ、時には恫喝じみた態度をとったりしてやり過ごす。
結局、真面目で有能な部下ほど耐えられなくなってくる。
上司の決定により世間からの指弾の対象になる部下が、また発生したと思える記事
国葬という、何の脊髄反射かわからない上司の決定で指弾を浴び続ける部下は大変だなと思っていたら、今度はこんな記事を発見した。
安倍晋三を永久顧問に据えるという、自民党「保守団結の会」代表・高鳥修一なる議員の記事だ。
何の『賭けごと』なのか知らないが、なぜこのタイミングでこういうことをやるかねぇ・・
自民党「保守団結の会」の ”代表” とかいう奴はまだいいよ。
意外に、この男に直接苦情を言う人間はいないはずだ。
部下がたまったものじゃないのではないか?
仮に高い人間性と実務能力を兼ね備えた人材がいたとしても、やりづらくなると思う。
上司や組織が苦悩する部下にカネと地位を与えてゴマ化すことはできるだろう。
だが、それを受け入れた時点でその部下からは ”高い人間性” なんてものが失われることは想像に難くない。
結局、上司に似た悪党政治屋になっていくとしたら、こういう『賭けごと』をやる上司の罪は大きいものだと思う。
せんじ詰めれば、安倍晋三という【上司】の成せる業なのだろう。
負の連鎖とはまさにこういうことか。