【感情会計】善意と悪意のバランスシート

善と悪の差し引き感情=幸福度

(3)サイズと活動時間の相関関係

ウルトラマンはM78星雲のウルトラの星から地球にやってきたヒーローです。

 

ベムラー護送中に逃げられたことがきっかけですが、とにもかくにも地球に常駐してウルトラ活動を続けていくことになりました。


ウルトラ作戦第一号

 

 

望まれない新拠点開設時の現場責任者は「扱われ方」がツラい

言ってみればウルトラマンは「株式会社M78 初代支店長」として、拠点をひとつ任されたことになります。

 

しかし上に述べたように、地球支店開設は本社肝入りの出来レース的な形ではなく、現実に起きた事柄から派生的に起こったことであったがゆえに、本社役員などの幹部にとって、(後年はともかく)決してうまみのある話ではない。

 

となると ”新設部署” というやつは、途端にお荷物的扱い・・掃き溜めと呼ぶにふさわしい偏見の目で見られることがあります。

 

押し付けられた担当役員は現場に責任を丸投げし、問題があっても見て見ぬフリを決め込み、本社内で自分に火の粉が飛んでくると現場責任者を呼びつけて𠮟責し「なんとかしろ!」と曖昧な指示(脅し)をかけ、指示が曖昧なのに「いつまでに達成するのか、見込みを出せ」と更に圧迫し、『見込み』なのに事実上『確約』をさせ、そのとおりにならないと「責任をとれ」と評価を下げて収入減を強いられ・・

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(私はあるプロジェクトで ”営業マネージャー” という人間から実際にそんな仕打ちを受けたことがある。顧客事業のオペレーションを請け負うゼロスタートの手探り仕事で、顧客自身が『初めての試みなので実際に動かしてみないとなんとも言えず、見込みは言えない』と説明しているにも拘わらず末端の担当者を脅すあの顔は、今に至っても許し難いのであったヽ(`Д´#)ノ ムキー!

 

ウルトラマンがいつもエネルギーが足りない理由

ウルトラマンが、株式会社M78の本社からそんな役目を負わされた状態で地球支店新設を命じられて頑張っていたとしたら、色々と想像したくなります。

 

変身後のエネルギー提供がショボいのも、本社が本気じゃなく、現場の状況にそぐわない規定をウルトラマンに押し付けているからかもしれません。

 

 

これが世間の注目を浴び、開設にあたって大々的なセレモニーや、報道各社の取材、ドキュメント番組などが作られるほどのムーブメントを生む事業なら、ウルトラマンの活動エネルギーも「予算が付くから」という理由でふんだんに与えられたかもしれない。

 

しかし、今後流行るかどうかが全く未知数の事業(昭和41年の番組開始時の思考錯誤状態)となれば「失敗した時に手傷を負わずに撤退できるように」と、充分に腰を据えずに新たな試みをすることがあり得る。

 

身長が40メートルあることによるエネルギー不利の法則

初代地球支店長・ウルトラマンの立ち位置が分かりました。

 

彼は、かなりブラックな中で働かされているエリート。

凡人なら仕事にならないほどお寒い経営資源にも拘らず、結果を出せてしまう。

 

そんな彼の代表的な特徴と、活動エネルギーの関係性をベースに、いくつか挙げていきましょう。

 

大きな体の維持に見合う栄養(エネルギー)を

まず、身体が大きいと、地球での活動時間が短くなるという法則はありそうです。

 

ウルトラマンレオがプレッシャー星人に小型化されてしまい、変身解除もできなくなったまま長時間過ごせた理由は、身体が小さくなったことらしいです(たしか、小型のレオとモロボシダン隊長との会話でそんなセリフがありました)。


ウルトラマンキング対魔法使い 一寸法師より

 

ウルトラセブンが等身大で活動している時も、やはり活動時間が長い。

 

このことから、ウルトラマンの身長である『40m』は、活動時間を短くする大きな要因と思われます。

 

まあとにかく、これで一つの法則が見つかりました。

 

ウルトラ兄弟の活動時間は「身体の大きさセーブ」により、伸ばすことができそうです。