この記事は6月30日(日)の夜にアップしたのですが、投稿して1時間以内に1日のPV数が一挙に2倍になりました。
静かな湖面のようなPVを推移している我がブログに似つかわしくない動きで、それにちょっと怖かったのでいったん下書きに戻してしまいました。
しかし、それだけ都知事選に関心が集まっているのだろうと思い、それはそれで好ましいことと考え直して再度掲載することにしました。
過去一悩んでいる投票先
まったく悩んでいないのは「投票しない候補者」
小池都政は絶対あり得ない。
こんな動画を見つけました。
まるで金太郎飴のごとく、どこを切ってもセンセーショナルに、今の都政の異常さが滲み出ている。
私自身が色々な所で見た情報がまとまっていて、知らない人にお勧めする最初の動画として使い勝手がよい。
ちなみに私は田母神さんが前回出馬した時は田母神さんに
前々回と前回は桜井さんに投票している。
私自身は他人に「右」だの「左」だのとレッテルを貼りつけることを好まないが、上の時歴を見た第三者からは、私は右寄りと判断されるでしょう。
別にそんなわけでもなく、自分の生まれ育った国が好きなだけですが・・
今回面白いのは、前の記事でも書いたように小泉政権でお馴染みだった「劇場型」を用い、決して知名度が高いとは言えない安芸高田市を、ネット限定とはいえ全国区レベルの認知度に押し上げた石丸伸二氏です。
YouTubeでは、有名な政治評論家たちが、「こぞって」と言って差し支えないほど石丸氏を酷評していますし、私自身もその言説を聞いて「フムフム」と思うことも多々あるのですが、ひとつ特徴的なのが、石丸氏の行った『行政実務』について、政治評論家たちのピントがずれているなと感じたことです。
上の動画の中でも一部そんなくだりがありますが、小池知事の『政治屋的返答』に対し、意外に蓮舫氏が受け入れ気味な様子に見えてしまうのに対し、石丸氏は『実務的にその回答は有りか?』という視点から追及している。
政治評論家たちにとっては、「おい石丸、お前がやったことは、俺たちが突いて視聴者の留飲を下げるネタ潰しだぞ!」と、一種お株を奪われた感がある気がしてならない。
「行政実務」「国政実務」を、あまり純度高く、そして精緻に隙が無くこなされると、評論の質もそれに応じてブラッシュアップしないと単なる印象論に堕してしまう。
「○○さんに会ったことがある」とか「○○さんはこういう方だった」と、特定の政治家を持ち上げることで自身の価値を上げるスパイスは、薬味だからよいのであって、薬味だけ食わされたら美味いとは感じられなくなる。
学術や技術を高い見識で持っていて、そうして政策にも深く携わったとか、そういう立ち位置から政治評論している人は、やはり見るべきものがありますが、安易に石丸氏に嚙みついてメッキがはがれてしまった、いわゆる「人気評論家」も多かったのが事実でしょう。
私が見てきた何人かの政治評論家の動画でも、そこで語られる内容は、石丸氏が実地に手掛けた『実務』を元に論じる内容とはずいぶん違った印象を受けることがあります。
私はいまだに下っ端作業者の端くれで、その中で地位を上げた状態なので、昔の軍隊の制度で言えば、士官にはなれないたたき上げの ”軍曹” といった程度でしょう。
つまり、お偉いさんみたいにきれいごとを言っているだけではダメなのはもちろん、たとえ現場を気遣う温情主義的な言動であっても、それが机上の論理であっては何の役にも立たないという『実務の波』の中にズブズブに浸かっている。
国会中継を見ていてイラつくのは『政治屋的応酬』が為されているからで、あれでは『実務』の用に立たず、国民のためにならないと感じるからでしょう。
それをネタにメシを食っている評論家は、ひょっとしたら政治家が『政治屋』でないとおまんまの食い上げになるから、実は今までの政治を良しとしているのではないかと、そんな気にもなってくる。
石丸氏をやたらと攻撃するのは、彼らの足元が危うくなっているからなのかと考えるのも一興だ。
では石丸氏が軍曹レベル(当然私の”軍曹”とは別次元だが)で、軍曹に戦略や軍政が務まるのかという意見もまた、私にとってはきわめて実務的発想で「有り」な見解です。
しかし、二元代表制の都議会で、執行部を代表して議会に諮りながら都政を進めるはずの都知事が、どういうわけか一部の議員を ”従えて” いて、自分に都合の悪い質問をした議員を多数決で排除する、なんてことは断じてあってはならないことです。
かつて自軍である楚の兵卒を見殺しにして己の栄華のみに拘泥した上将軍の宋義が、部将に過ぎない項羽に討ち果たされなければ事態が改まらなかったように、ここはやっぱり実務本位なのじゃないかと・・
ここまで書くかぎりは私も石丸推しと思われかねないが、蓮舫氏が掲げた神宮外苑に関する都民投票なんていうのも、都民の声を正式に上げる画期的な策であり、首都東京で為されたそれが、やがては国政でも実施される流れになれば幸甚です。
あと一週間、まだまだ注視すべきことは出ると思うので、油断せずに動きを追っていこうと思います。