「システムエンジニアには、ハナシ、ゼッタイ通じる! だってあの人たちは私が使っているITデバイスに詳しいんだから、私の作業をいい感じ⤴️に理解して、ゼッタイ・・ゼッタイ・・手を差し伸べてくれるんだモン!」

このところ継続している【システム雑談】シリーズ
基本的に雑談なので毎回のつながりはあまり意識せずに書いていますが、この話は前回記事と密接に関わっています。
それでは続けていきましょう。
【技術者】というより【便利屋】に見られがちな「身近な技術者」
平成はじめの頃「コンピューターに詳しい人」と職場内で都合よく解釈され
「ネェネェちょっとこれ動かないんだけど見て~〜」
と作業を強引に中断させられ、解決するまで解放してもらえなかった情報システム部の先輩たち。
当時、総務課や会計課に所属していた私は、そんな光景を数え切れないほど目の当たりにしてきました。

先輩たちは当時まだ20代前半の若手だったこともあって、自分たちより年配の人たちからの声を無視できず、せっせとお世話を焼く人柄の良い方たちでしたが、これではまるで便利屋。
たしかに愛されてはいましたが、リスペクトまでされていたかというと、どうも怪しい。
専門家を便利使いしている環境は「未成熟ゆえ」
日常的に使うデバイスが身近なのはわかるけれど、それ用の専門技術を持つ人達を雑に扱い過ぎでは?と思わぬでもない。

特にパソコンに関しては、その後もユーザー人口がすごい勢いで増え、用途も凄まじく広がっていったがゆえにユーザーの意識が追いついていかず、専門知識の持ち主へのリスペクトが充分に育たなかったのではないかと思われます。
特に会社内においては、システムエンジニアに対する適切な評価が置いてけぼりのまま時代が進んでいる感があります。
自分のスマホは追求するが、会社のシステムはどうでもいい
もちろん、個人利用のデバイス操作という点のユーザースキルは大いに高まっているけれど、会社の業務システムということになると様相は一変。
自分のスマホに対するような熱意が持たれないせいか、必要最低限の操作以上の関わり方は、あまりされないようです。

つまり、要件定義にアクティブに関われるほどの「ホットなユーザー」はとても少ない。
そうして自分たちが想像している以上に、エンジニアに依存している状態になっているのではないでしょうか?
システムの適正価格 = エンジニアへの依存度
べつにシステム関係費用でなくとも、依存している側が「安く済まそう」なんて主導的発想をしていることに違和感があります。
非依存者は振り回される。
自分では認めないとしても「餓えている対象」には抗えないという結果の前には言い訳のしようが無いというか。。。
「提示された見積もり金額はエンジニアへの依存度に正比例する」くらいに思って良いくらいで、それが高すぎると感じるなら、つまりは身の丈に合わない仕事の仕方をしていると言ってもあながち的外れではないと思う。

もしくは、システムを入れるほどのレベルでは自社業務をさばけていない。
そんな状況で提示された「高すぎる見積もり」を値切るのは考えものかもしれません。
値引きの金額はエンジニアからの「見放され度」であるかもしれないからです。
ラクになろうとして自分たちの首を絞める行為ですが、それもこれも自分たちの「依存」に気づかないことが原因というのが私の持論です。
<雑談は続く>







