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予測力と参謀的キャラ

データベースのトリセツ(本編)のほうで「デキるサラリーマンの予測力」という読み物を掲載していますが、こちらのブログではもっとくだけた内容で書いてみたいと思います。

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小説や漫画やドラマにおいて、『予測力』はカッコイイ技や魅力的なアイテムを持つキャラクターに象徴されることがあります。

 

たとえば「今からあなたを脅迫します(2017年作品)」で、起きている状況を把握して予測を立てるのは主人公の千川完二(ディーン・フジオカさん)ですが、それを調べ上げて使える情報として整えるのは彼の仲間である栃乙女(島崎遥香さん)で、どんなに切羽詰まった、あるいは込み入った要求に対してもヤル気のなさそうな一本調子で応諾し、常に成果を出します。

 

あるいは「奥様は、取り扱い注意(2017年作品)」に登場する岡田小雪西尾まりさん)も、主人公・伊佐山 菜美(綾瀬はるかさん)の要求を断ったことがなく、冷静沈着にそれを果たし続けます。

 

上記2つのドラマでは、予測を立てることそのものは主人公が担当しますが、主人公はすぐさま飛び出して行動を開始するため“動”の対比として“静”を担当するキャラクターは、基本的に居ながらの作業にかかり、その場で技術を駆使して完遂する「頼れるヤツ」です。

 

そして、“動”としての主眼を持たないことに特化するため裏切ることもなく、「信頼できるヤツ」でもあります。

 

「自分にも、こんなパートナーがいたらなぁ」という意味の憧れと、「自分も、こんなクールに結果を出せたらなぁ」という二重の憧れを持つこともあり、それはいわゆる『参謀』への憧れにも重なってきます。

 

ちょっと興味深いのは、上述のようなドラマの人物設定で、要求(指示)を出す『大将』と、指示を受けて実際の予測的行動をする『参謀』は別になるのが普通で、『大将』と『参謀』を一人格が兼ねているドラマで私がパッと思いつくのは「リモート(2002年作品)」堂本光一さんくらいです。

 

現代の戦国たるビジネスの世界では、「時代を先取りする仮説や予測」は経営者のビジョンであり、参謀が担当するのはビジョンを実現する「手段の仮説や予測」といえます。

 

参謀になりたいか、参謀を持ちたいか?

どちらにしても予測力の良否で物語の起伏の質が決まり、ドラマの面白さも格段に違ってきますね。