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ゲームブックに魅力あり!! 68さんと『今頃ソーサリー』②

前回に続き、68さんの『今頃ソーサリー』について書きます。

 

私が一方的にこのサイトのファンなだけで、この方と交流があるわけではありません。勝手な思い込みで綴っているわけなので、今回で終わりにします。

ハマる人は絶対に面白いと思いますのでもう一度URLを貼っておきます。

blog.livedoor.jp

 

独特の世界観と臨場感でゲームブックのプレイ日記を展開する68さんですが、私が初めてブログを見た時は「ソーサリー」の連載途中で、最後の記事から1年以上時間が経っていました。

(ちなみに連載は2005年の2月からスタートし、任務完了して大魔王の砦を後にする記事は2013年7月に掲載されています)

 

連載が中断していたのは4巻の途中部分ですから佳境も佳境。

いよいよ大魔王の砦に潜入し、強敵や即死に至る罠が次々に現れるスリリングな展開です。

 

あまりの難易度に続ける意思を失くしてしまったのだとばかり思っていましたが、2年ぶりくらいにふと思い出してサイトを見てみると、見事に完結していました。

 

ご本人曰く、「8年かけてクリアしたのは自分くらいだろう」と書いていますが、確かにそのとおりかもしれません。(私のクラスメイトはリアルソーサリー時代に、「4巻は24時間かかった」と達成感に満ちた顔で話していました)

 

まあ、私のクラスメイトは一人プレイしたにすぎず、不特定多数の読者が読む「プレイ日記」の連載ともなれば、かつ、68さんのように他者が読んでも面白い物語として表現するなら、当然、体験の密度を上げて文章化しなければならず、さぞ苦労が多かったと思います。

 

また、ソーサリープレイヤーの大半は、サイコロの出目をやり直したり、選択を失敗したときに選び直すなどのズルをしていると思いますが、68さんはどうやらガチンコでやったらしく、選択を間違えてバッドエンドになるたび、巻の最初に戻ってパラメーターの再設定からやり直し、違う道を選んで未知のルートを描写したりしたようで、それを何度も繰り返しています。

 

ソーサリーで「最初からやり直し」は当たり前に起こることですが、これも「プレイ日記」を書く上では大きな障害となり、68さんも文中で吐露していますが、面白い読み物にするために毎回変化をつけて書くのが難しい。

 

だから「ダイジェストでお送りします」と書いて、ポイントを描画的に短文で表現したり、それも難しくなると、本文中に出てくる主人公が信仰する「女神リーブラ」を相方として登場させ、掛け合い漫才のようなスタイルで話を進めていくなど、ほぼ原作をベースに別作するかのようで、こういったところもまた「68的世界観」を構成する1要素であると思います。

 

ちなみにこのリーブラさんはすっかり相方としての立場が定着し、スティーブ・ジャクソンとは全く別の作者が書いた『盗賊都市』では当然原作には出てこないのに、68版盗賊都市では主人公と一緒に闇の世界で暗躍しています。

また、ソーサリーに登場する魔法の呪文を使おうとしてリーブラさんにど突かれたりするなど、68版ソーサリーの読者にとっては2度おいしい内容になっています。

 

現在68さんは、私がリクエストさせていただいた(私以外にもしていたでしょうが、掲示板で公開リクエストしたのは私だけのようです)『バルサスの要塞』をプレイ中で、これも2016年6月からスタートして既に2年続いています。

 

68版バルサスの要塞が始まってから、ついつい私も久しぶりにストーリーを確かめてみたくなり、最近アマゾンで原作を購入しました。今でも買えるというのが嬉しいです。

さて、本作は一体どのくらいの期間で完結するか? 68作品の中には打ち切りになったものもあるのですが、バルサスはそうならないことを秘かに望んでいます。