食風景の気に入ったシーンの簡単な感想を書いていきます。
2学期の初日、中学3年生の洪作少年の朝食メニュー みそ汁と漬け物です。
生卵がつく日とつかない日があるそうなのですが、この朝はお休みだったようです。
時間が無いので大急ぎでご飯を一杯食べ、給仕してくれる叔母からはおかわりのもう一杯を勧められますが、断って家を飛び出しています。
時間があれば、2杯食べるのはごく当然な雰囲気がそこはかとなく漂います。
洪作少年は大正15年3月に旧制中学を卒業していますから、3年生のこの日は大正12年のはずです。
大正時代の一般家庭の中学生の朝食とは、きっとこのような内容が多かったのでしょうか。
完全なる和食。
これだったらトランス脂肪酸を気にする必要はなさそうです。