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司馬遼太郎「坂の上の雲−文庫版2巻」の味

食風景の気に入ったシーンの簡単な感想を書いていきます。

 


新装版 坂の上の雲 (2) (文春文庫)

 

日露戦争直前にアメリカへ造船技術を学びに行った桝本卯平が、フィラデルフィアの街で入った酒場の提供メニュー。

 

お代は5セント程度だそうです。

それを払ってありつけるのは…

 

飲み切れないほどのビールと、

食事の代用になるレベルの無料のつき出し(以下のようなものだったそうです)

 

ビーフ

・ハム

・サンドイッチ

・ビスケット

・チーズ

 

これを見て最初混乱しました。

ビーフとハムとチーズとサンドイッチが並んでいるけれど、パンに挟まってひとつのものなんじゃないのか?

単体で書いてるのはなぜなのか?

 

また、毎回こんなにつき出しが出るのかと思ったりしたのですが、このへんの詳細は何も書かれていません。

 

ビーフだけの日、ハムだけの日が、それらがパンに挟まれて出る日などがあったのかもしれません。

すると、ビスケットだけの日は食事の代用にはならないハズレの日かもしれません。

とはいっても、無料のつき出しですから文句も言えませんね。

 

ちなみに、造船工場の職工の給料は日給1ドル40セントです。

1週間休まずに働くと7ドル70セントだったというから、おそらく工場は日曜は休み、土曜は半日だったと思われます。

 

週にどれだけ働くかは、自分で決めていたのではないかと思います。かなり危険な仕事だったようですし。

安くてたくさん食べられる酒場で、わずかでも安らいでもらいたいと思いました。