【感情会計】善意と悪意のバランスシート

財務諸表から逆算で人心を読むテクニック

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(12)〜柘植久慶【逆撃】シリーズから『武田家3部作』

この「軍師じゃなきゃ意味がない」は、元々はTPOを考慮せず、若者相手にうわごとのように歴史エピソードを繰り広げる迷惑なオジサンを皮肉る設定で書き始めたものです。

 

そして、「歴史のもしも」を描いた作品が不毛で退屈だ、といったことも、最初の頃に述べています。

 

その私が、まさに歴史のもしも作品である【逆撃】シリーズを滔々と語るオジサンになっている。

 

これは、この作品を書いた柘植久慶さんが、ただの歴史好きオジサンの対極にある実践(実戦)家であり、かつ、史実をいじくり回す上でもっとも重要なのは人間関係であることを、実にリアルに描いているからです。

 

元々、歴史の話を持ちだすのは人情の機微を教えるときが多い。

歴史は人間学の宝庫だからですが、それを断片的に、そして独善的に語るオジサンが、私の若いころにも多くてウザいことがありました。

 

話が難しいのではなく、話が致命的につまらないのです。

嫌いなのは歴史ではなく、歴史をつまらなく語るオジサンだった。

 

着眼の甘さ

検証の甘さ

ストーリー性のなさ

曖昧な記憶を上下関係の圧力でごまかし、都合よく嘘を吐いたりする

自分が印象的に感じただけのシーンを押し付ける

こちらがどう感じたかには無頓着

そしてしつこい

 

歴史が内包する人間学には、相手の立場に無頓着な人間の末路もふんだんに描かれているが、このオジサンの目にはそれが映らなかったのでしょう。