【感情会計】善意と悪意のバランスシート

財務諸表から逆算で人心を読むテクニック

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(17)〜柘植久慶【逆撃】シリーズから『武田家3部作』

話を戻しましょう。

山本勘助、そして彼とタッグを組んでいる長坂長閑の扱いです。

 

放っておいても勘助はこの川中島の合戦で散ってしまう存在です。

自らの失態の責任をとるべく戦闘の最前線へ赴いて戦死するのが、歴史に残る山本勘助の末路ですから。

 

後方で営業さんたちを「あいつらは数字がまともに読めない」とか言って、バカにしている管理部門がミスしたら、この勘助のように、失態の責任を取らせるため営業最前線に立たせるのも面白いかもしれません。

 

管理部門が椅子に座り、落ち着いた状況で作った通達書類を、現場が同じように座って読める保証はない。

 

イスが温まる余裕も無く立ち上がるまでのわずかな時間で、他の作業に埋もれた小難しく長ったらしい通達書類の内容を、的確に理解できるかどうか?

管理部門はわからない(というか知ろうともしないケースは至る所で見られます)。

 

奇をてらった作戦も、せんじ詰めれば物資調達人員の集合隊列準備移動といった実務によって成り立っている。

 

慣れない実務の練度が低いのは当然のことで、あちこちに齟齬が起きてもおかしくない。

 そして、部下の齟齬が増えれば、それをカバーする指揮官にも、よほどの負担がかかるのも当然でしょう。

 

(ちなみに、私自身も圧倒的に管理部門在職期間が長いことを申し添えておきます)