【感情会計】善意と悪意のバランスシート

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(25)〜柘植久慶【逆撃】シリーズから『武田家3部作』

今回の三方が原の戦いは、前回の第四次川中島から10年以上経過しています。

 

この間、御厨はいったん歴史の舞台を去って現代へ戻り、合戦に合わせて再び武田軍の中に現われます。

 

前回は面識ゼロからの、いわば新規客開拓的な立ち回りが必要でしたが、すでに川中島で主立つメンバーとは顔見知りなので、今度は既存客への拡販を狙った動きになってきます。

  

 

今回の最大の課題は、総大将・武田信玄の寿命がいよいよ尽きてしまう点です。

 

三方が原の戦いは、反信長同盟からの要請に応じた信玄が、ついに京都を目指して西上する途上での、徳川家康との戦いです。

 

果敢な家康の挑戦に圧勝した信玄ですが、すでに病は深く進行し、真冬の行軍が追い打ちをかけている。

 

精神はともかく肉体は限界を迎え、自らの死を3年の間秘すように命じ、息を引き取ってしまうのです。

 

 

死を秘すためには影武者が居なくてはならない。

それも、他人が同一人物と見まがうほど似ていることが、大事な条件です。

 

史実では、信玄の弟・武田信廉がその任を負っていましたが、この話では信繁がもう一人の影武者になり得ることで、秘匿作戦の成功と上洛が成就できると御厨は考えています。