感情会計-善意と悪意のバランスシート

財務諸表から逆算で人心を読むテクニック

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(41)〜柘植久慶【逆撃】シリーズから『武田家3部作』

武田勝頼は、逆撃・川中島の頃はまだ10代半ばほどの若武者です。


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実際には疎んじられていたとはいえ、血のつながりのない兄、武田義信がまだ武田の跡取りと目されていた頃ですから、四男の彼は家臣のひとりという立場にありました。

 

信玄の弟である信繁や信廉などと同様、武田姓を名乗るものではあるが、他家の養子となった兄弟と同じく、一族であっても大事の方針決定はすべて総大将の御意のままに進退せねばならぬ立場。

 

まだ少年ということもあり、当時の勝頼は素直で質もよく、その川中島の戦い末期に起こった上杉勢への追撃戦では信繁の庇護を受けつつ、主人公・御厨太郎の言葉もスルスルと理解し、指導者たちへ好意的な眼差しを向ける、将来が楽しみな若者でした。

 

「勝頼だって昔はオレの前では直立不動だったもんだよ。アイツなんかは元々はさぁ……」

 

アレ? 前回粛清された歴史オジサンが復活してる。

これは「歴史オジサンB」かな。

 

なるほど。巷に溢れる歴史オジサンは、一人消えてもすぐ替りが出てくるものだ。

 

浜の真砂は尽きるとも、世に歴史自慢を一方的に語りたい歴史オジサンは尽きないということか。