これまで毎回テキトーに炊いていたお粥
分量を把握してコンスタントに美味しく炊くことで、今後はお粥食の割合を増していこうと思います。
なにせ、お米の値段が一挙に跳ね上がりましたからね。
お粥は消化によく、内臓に負担を掛けないというのがファスティング時の利点ですが、もう一つのアドバンテージと言えばやはり「お米の嵩増し」です。
粥食の積極採用を目指して・・
江戸期の農家や貧しい武家、また近代でも白米食が完全に普及する前には、お米の嵩増しとして「かて飯」という炊き方がなされていましたが、それよりもお手軽なお粥をベースに、そこに芋やカボチャなどを加えて炊く手法を、我が家でもやってみようかと・・
そこで、美味しく食べるため、お粥を炊くときの再現性の確保を試みることにしました。
特に、ファスティング後の食事量(食力)を基本に「作りすぎない」を目指して、最小単位を計ってみようと思いました。
お粥は「保温しているから良い」とはならない
お粥は、炊いた直後はサラサラしたものを喫することができますが、時間を置くと糊状に変貌し、もちろん食べられはするものの、あの出来上がりの感激をそのまま再現することはできなくなる。
ということは、1回で食べきれる量を炊く必要があります。
とはいえ、3合炊きの炊飯器で炊こうとすると、やはりそれなりの米の量は要る。
そして、お粥は米を嵩増しするため、たとえば1合で炊いたら、一回で食べきるには結構な人数でかからねばならず、我が家にはふさわしくない。
お粥に特化した調理家電
ということで今回は、こういうものを用意しました。
象印の「おかゆメーカー」です。
外なべに水を入れ、その中に内なべを設置して、いわゆる ”湯煎” の方式でまんべんなく炊き上げる丁寧さが目を引きました。
象印 マイコンおかゆメーカー 茶わん5杯分 EG-DA02-WB ホワイト
この器具には1カップ(1合)用と0.5カップ用のメニューがあります。
「0.5」が正式な単位になっている点が、3合炊きの電気釜とは違うところです。
3合炊きにおける「0.5」は、目盛りの一番下におまけのように存在する程度で、そこを目指して調理するのは、どうも出来上がりに不安を感じる。
5合炊きならさらにその度合いが大きいでしょう(というか5合炊きの釡に「0.5」の目盛りは存在するのか?)
しかも今回私が目指すのは『0.25カップ』
さすがに3合炊きの電気釜だと、お粥の調理でこれを実現するのは厳しい。
『0.25合』を基準に考える
試しに0.5カップの米の重さを計ってみると、約75グラム
これを「おかゆメーカー」で炊くと、私が使っている直径13.3センチのご飯茶碗4杯分のお粥が出来上がってしまった。
これでは断食明け初日の胃袋どころか、普段の状態でも到底食べきれる量ではない。
最低でも2食分となり、1食目はサラサラのお粥を満喫できるが、それ以降は糊状のものを温め直して食べることになる。
これを改善したい。
ということで、お粥専門の調理家電を手に入れて、今後も頻繁にお粥食を進めていくための礎にしようと考えた、というのが今回のファスティングから得られた資産です。
40グラムの米と400mlの水
「お粥メーカー」の全粥をつくる場合、0.5カップ用の水位線を満たす水の量は500ml。
計算上は0.25カップ用なら250mlという値が導かれます。
いっぽう、0.25合のお米の重さは、75グラムの2分の1ですが、面倒なので切りが良いところで40グラムと決める。
私は上澄みの重湯部分も楽しみながらお粥を食べたいので、水は300mlと少し多めに入れて作りました。
(写真ACより)
出来上がりのお粥はそこまで水分は多くならなかったので、400mlがベストではないかという結論に達しました。
次回は「40に400」の分量で作ってみようと思います。
これで満足がいったら、ここに七草やサツマイモなど、色々混ぜ合わせてお粥メニューを充実させようと目論んでいます。