こんにちは。四緑文鳥です。
ワードプレスのサイトを改造中ですが、なかなかてこずっています。
さて、気に入った味になるまで試行錯誤を続けてきた自家製ヨーグルトですが、それなりに納得がいく出来映えになったので記事にしてみたいと思います。
カモシコ(醸壺)を使った自家製ヨーグルト
なによりもまず多くの方に知って頂きたいのはタニカ電器の『KAMOSICO』
漢字で書くと”醸壺”という文字になるそうですが、いろんな発酵食品を自宅で手軽に作れるすぐれものです。
絶妙な温度調節を行い、良い感じに発酵させる微細な機能を有するわりに、中身はいたってシンプル。
内側容器を取り除いた本体の中身は、ただの入れ物です。
入れて、混ぜて、ボタン押すだけの調理
内側容器に種になる市販のヨーグルトを1個(だいたい100~120グラム)と牛乳1リットルを入れてかき混ぜ、40℃で7時間にセットすると出来上がるという、簡単この上ない調理(?)です。
ちなみに我が家では牛乳の代わりに豆乳(無調整)を使います。
今回はマルサンのものを使用。
種ヨーグルトと同じくらいの甘さへの挑戦
種ヨーグルトと豆乳(牛乳)だけで、立派なプレーンヨーグルトができるのですが、私なりのこだわりで「種に使ったヨーグルト並みの甘さ」を実現したかった。
種にしたのはいくつか試した結果、R-1を使いました。
ネット記事で「自家製ヨーグルトで牛乳1リットルに砂糖30グラムが適量」という情報を見つけたので試したところ、素のR-1の甘さにはほど遠いものでした。
そこで、次回は40グラム、次は50…60と10グラムずつ増やして味見を繰り返し、今回は70グラムのキビ糖を使いました。
先日作ったチョコマフィンに使ったのと同じ量のキビ糖です。
できあがり
R-1の甘さには及ばないものの、ほぼ納得いくものができました。
それに、結構な量です(バケツヨーグルト?)。
容器の直径は13センチ、高さは12センチですが、縁の近くまでたっぷりと詰まっています。
たぶん、SSさんにかかればこの程度はモロッコヨーグル1個分相当にすぎないでしょう(笑)
日光山輪王寺の強飯式を彷彿とさせるこのご飯の盛りに目を奪われます
ちなみに、砂糖70グラムだと人によっては「甘い」を通り越して「甘ったるい」になりかねないので参考程度にしてください。
私が思うに、酸味が弱いために甘味が物足りなく感じていると思うので、もうちょっと酸味を上げて甘味を下げると、市販の物に近い味がでるとも考えています。
発酵が進めば酸味が増すわけで、それなら温度や時間の調節をすればよいのか?
牛乳は飲めないけれど、ヨーグルトにするなら大丈夫だと思うので、それを試すか?
好みの味を目指す試行錯誤のなかで、いつしか”鋼の腸”になりそうな気がする…
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こだわりの国産、こだわりの職人技術『タニカ電器』
自宅で発酵食品を作れる家電製品としては、大手メーカーからも各種のヨーグルトメーカーや甘酒製造機などが発売されています。
しかし、このKAMOSICOやヨーグルティアで知られるタニカ電器は昭和25年から続くこの道のパイオニアで、職人さんのこだわりが詰まった本格派として、私はこの製品を推しています。
TANITAじゃなく「タニカ」です
岐阜県にある資本金1,600万円の中小企業ですが、こういう会社ほど残っていってもらいたいです。
ちなみにタニカはあの有名な「タニタ」に名前が似ていますが、当然ながら出自は全く別です。
ともに技術の高さを追求してきた会社ですが、タニカは「谷口さん」、タニタは「谷田さん」という創業者です。
タニカ電器は昭和25年に技研陶器製作所として設立され、47年にタニカ電器株式会社に社名変更しています。
一方、タニタが 本格的に「はかるもの」へ進出し始めたのが昭和49年で、当時はまだ知名度もさほど無い頃ですから、近年のTANITAの躍進ぶりに、タニカ電器やその取引先の方々も、何か不思議な縁を感じたのではないでしょうか。
なお、発酵食品は完成までに時間がかかるし、活きた存在が介在してできあがるものであるため、色々なパターンの実証結果の情報が助けになります。
この資料によれば、私が試したR-1は、1カップに対し900mlの牛乳を使い、仕上がりは「かため、乳清はない」となっています。
たしかに、きれいに固まるのですが、我が家の作品は乳清がたっぷり出ます。
他にも「LGー21」「十勝ヨーグルト」「ブルガリア飲むヨーグルト」「ビヒダス」「ダノンビオ」「ナチュレ恵」などの有名どころから「湯田ヨーグルト」「白バラヨーグルト」といったシブ目のものまで、実に多種の試作情報が掲載されていますので、こちらも気になったものがあったら是非閲覧してみてください。