カップ入りのひとくちサイズ
このタイプの商品は、以前からいくつかの限定店舗で発売されていました。
今回は季節のおすすめメニューですが、全店舗共通で登場です。
以前、いまひとつだった印象の「カップ入りのボール」
どんなものか興味があって、その限定店舗へ行ったときに食べてみたら、どうにもいまひとつの印象。
これはリピートは無いな・・と
そんな記憶があって、遠くから品定めするように、やや疑いの目で見ていた【もっちりボール 抹茶&パンプキンミルク】
とうとう食べてみました。
訝りながら馴染みのパートナーさんに「これ食べました? どんな感じですか」と聞く。この方とはスイーツの意見が合うので参考にしたい。
すると、残念ながらまだ食べたことはない、と。
しかし
「あの限定のものとは違うっていう話です」と教えてくれる。
ならば試すか・・
今回は自信なしの「おっかなびっくり」
抹茶とパンプキンが3つずつ。
たとえて言えば ”小さな饅頭”
カラフルな物体にフォークの先をあて、押し下げていく。まずは抹茶だ。
「ボフッ」
そんな音がしたようなビジュアルで、フォークの先端による刺し攻撃を無効化した抹茶ボール。
結局このボールを食べるにあたり「刺し」が完遂することはなかった。
ケーキを、その断面を目視確認しながらビジュアルを楽しむ食べ方ができない。
どうしてもそれをしたければナイフを用意し、カップから別のお皿などに出さなければなりません。
コンプリートしたい人は注目してみてください
しかし、この【もっちりボール 抹茶&パンプキンミルク】は、カップごと楽しむのがオツなのでしょう。
サイトの画像ではこのようになっています。
写真左下に、たくさんの別画像が並んでいますね。
ふつう、スタバの製品写真でこんな造りのものはない。
これはなにかというと、カップデザインが8種類あり、それぞれのカップに盛られた姿を見ることができるようになっているのです。
なんでも、8名のバリスタがデザインしたものらしい。
私に提供されたのは右から3番めの作品でした。
実際に店舗で提供されるのは、当然ながら購入した分だけなので、もしもコンプリートしたければ最低8個は買わないと実現できません。
とまあ、包装容器までをひとまとめで製品と考えると、そこから断面解析のために1個だけ別容器に移して・・というほどのことをわざわざしようとも思わない(少なくとも私は)。
餅、そして蜂蜜
とにかく刺した手応えはないけれど、フォークをあてた状態で持ち上げることはできる。
見た目は饅頭っぽいけれど、饅頭じゃできんなこれ・・
食感は触感が口中で再現される感じ。
もちもちです。
味のほうはというと、抹茶のほうは可もなく不可もなくで、スタバならではの抹茶の控えめな自己主張がここでも体現されていました。
しかし、パンプキンのほうはちょっとだけ面白い。
「パンプキンミルククリーム」というものが入っていて、たしかにミルクを感じさせる味わいなのですが、ときどき鋭い蜂蜜感を出してくる。
ふと考える「蜂蜜が苦手な人」ってこういう理由かな?
ものにもよりますが、蜂蜜は雑味的な不規則感が強いことがあります。
いわゆる「クセが強い」とでもいうような。しかも一定しない。
いわゆる「蜂蜜の味」を感じているときに、時折舌の上で化学変化でも起きたのかと思うほど、熱を感じるような強烈な甘味や、金属っぽい刺激を受けることがあります。
これは、花によって蜜の味が違うので、たくさんの個性が混ざり合う中で生じる多彩な自己主張ゆえなのではないかと私は思っています。
たぶん、一種類の花だけで作られたものより、百花繚乱でいろんな花の蜜が組み合わさった製品ほどこの感じを受けることがある(リーズナブルな価格のものにありがち?)。
「蜂蜜が苦手」という人は、この刺激に敏感だからなのではないかというのが私の個人見解です。
「パンプキンミルクのボール」が味わい深かった
この「クセの強いという蜂蜜っぽさ」が、パンプキンミルクのボールからは感じられました。
原材料に蜂蜜が使われているとは書かれていないのですが、ひょっとしたら「わたし蜂蜜は苦手」という人には若干食べづらいのかなといった印象です。
私は蜂蜜好きなので、むしろパンプキンのボールのほうを重点的に味わって、より蜂蜜感を楽しんでしまいました。
でもやっぱりリピートまではしないかな・・