しばらく前から、マフィンを作るたびに考えていたバージョンアップ
それは・・
挽きぐるみそば粉を使ったマフィン
とうとう挑戦してみました。
ダメージ回避(脱・小麦粉)と栄養価爆上げ(蕎麦パワー)への試み
今のところ私自身はグルテンによる身体へのダメージはないので、グルテンフリーを目指したわけではありません。
それよりも、そば粉の持つ栄養価の高さを、我が家で定番化したマフィンに転用できないかと考えました。
マフィン定番化に至る記事はこちらです。
いきなりそば粉への転換は要注意
ここでは、蕎麦アレルギーのことは書きません。
そうではなく、そば粉を小麦粉の代用にした時の食感や味わいについてです。
私は以前、パンケーキを作るときに粉を変えて試してみました。
薄力粉を強力粉や全粒粉に変更しても、小麦粉の持つ特徴は基本的に同じなので、食べづらいというほどかけ離れた印象は受けなかった。
しかし、そば粉を使ったときの衝撃は大きく、「正直、これは食べられない」
それ以降は小麦粉とブレンドしてパンケーキを焼くことにしていました。
あえていきなりそば粉へ転換
しかし今回の私は違う。
せっかく少しお高目のそば粉を使うなら、ウチにある安い薄力粉とブレンドなどせず、高い栄養価とグルテンフリーを目指してみたい。
それに、我が家で作っている定番のマフィンはチョコマフィン
チョコレートの力を借りて、なんとかやれるのではないだろうか?
そば粉を使って焼き上げたパンケーキは、ボソボソした食感でモッチリ感がなかった。
舌の上でボロボロになってしまうあの感じは小麦粉のグルテンとそば粉のペクチンの差だろうか?
そば粉100%で作ったマフィンが、食べ切るまでしっかりとマフィンの成型を保っていることができるか?
いつもの材料に工夫を凝らし、チャレンジしてみることにしました。
蕎麦チョコマフィンへの挑戦
材料
生クリーム100ミリリットル ⇒ 変更なし
砂糖(キビ糖)70グラム ⇒ 変更なし
卵1個 ⇒ 2個
薄力粉100グラム ⇒ 挽きぐるみそば粉100グラム
純ココアパウダー15グラム ⇒ 25グラム
ベーキングパウダー小さじ1 ⇒ 5グラム
チョコレート30グラム ⇒ 40グラム
チョコチップ(混ぜ込み用)40グラム ⇒ 50グラム
チョコチップ(トッピング用)10グラム ⇒ 変更なし
写真だとわかりづらいですが、薄力粉の白さとは全く違う色合いです。
出来上がりのボソボソ感を避けるため、卵を1個追加。
ココアのコクと苦みを強めるため増量。
そしてチョコレートが今回の頼みの綱。チョコレートはすべてを癒す(はず)
出来上がり
このような具合です。
見映えはこれまでのものとほぼ変わりません。
比較のため、前回記事にした薄力粉による出来上がりです。
今回のものより少しボリューム感がありませんが、これはベーキングパウダーの量の違いかと思われます。
食感と味わいは「意外な高級感」
これは、想像を超えて美味でした。
パンケーキだとボソボソ感が際立ってしまい、そこが今回最も警戒した点でしたが、マフィンは品良くまとまった感じです。
私は「バーン!」と自己主張してくる味わいはさほど好まず、こっちから探り当てていかないといけない奥ゆかしい味わいが好きですが、このマフィンはそんなふうに仕上がりました。
結構チョコたっぷりなのですが、ココアを増やしたことに加え、薄力粉よりもモッチリ感が抑えられていることと相まって、甘さ控えめであっさりしています。
意外なほどの高級感に驚きました。
(実際に原材料は高価になりましたが)
挽きぐるみそば粉とはこんな感じです。
我が家で使ったのは「かねこ製麺」の『そば粉挽きぐるみ』ですが、楽天でもAmazonでも取り扱っていないので、別製品ですが参考までに紹介します。
そば粉の栄養価で圧倒的な高級品に
小麦粉、それも薄力粉と比較すれば、そば粉(挽きぐるみ)の栄養価は圧倒的です。
ビタミンB群やミネラルを豊富に含みますし、ポリフェノールの一種である「ルチン」は有名ですね。
ちなみに、カロリーSlismのサイトで確認すると、小麦粉(薄力粉)との差で目に付くものは以下のとおりです。
元サイトはこちらです。関心のある方は詳細に比較してみてください。
薄力粉データ
そば粉(挽きぐるみ)データ
データ上はかなりの差です。
「栄養価は高いけど、おいしくないものは食べたくない」という不安があったための挑戦でしたが、その不安は完全に払しょくされました。
蕎麦チョコマフィンは「栄養価が高く、しかもおいしい」