ファーストインプレッションは重要ですが、改めて味わい直してみると、新しい発見があるかもしれない。
何度も読んでいるのに、読むたびに気づきが得られる本みたいな料理もあるでしょう。
それを期待して『バナナの米粉マフィン』を再食してみました。
このマフィンは、今回はじめてお目にかかる、スタバの「プラントベース」シリーズのメンバーです。
主要原材料に動物性食材を使わず、植物性食材を使用した製品というものですが、ティラミス、バナナマフィンともに何だか気になるメンツなのです。
前回の感想はこちら
もう一度食べてみると、前回の「かるかん感」は相変わらずでやはり楽しい。
ところで、かるかんを大口で一気に大量喰いするのはもったいない。
かるかん堂中村家 100%国産素材 かるかん棹物 (小) 白雪 3本セット 無添加のお菓子
あの独特の食感と微細な味わいは、少量ずつ口に運んでこそ本当に楽しめると思う。
この『バナナの米粉マフィン』も、その点やっぱりかるかんに似ています。
一般的に見かけるかるかんより図体は大きいものの、大口でガツガツ行ってしまうのはもったいない。
特に今回は、前に食べたときに殆ど感じられなかった「バナナ感」を探す行旅でもあります。
ということで前回よりもより慎重に、歩度を緩めて探り探り進む。
マフィンを掘り崩しては口へ運び、注意深く味と食感を確かめてみる。
およそ甘いものを食べているとは思えぬほどのしかつめらしい顔になっていることを、感じざるを得ません。
すると今度は、よりはっきりとバナナ感を認識できることに気づきました。
うっすらとしたバナナの風味は、香ってはすぐに消える上品な香水のごとく、飲み込んでしまうまでの刹那の時間、口中に漂っている。
ずっと流れていたのに、あまりに自然すぎて気づかなかったBGMみたいだ・・
よほどかるかんに気を取られていたのか・・ああ、かるかん食べたい。
しかし、ティラミスにも共通しているこのすっきり感は、どのようにして出ているのだろうか。
ティラミスの感想はこちら
プラントベース、やはり気になりますねぇ・・