学校の勉強が苦手すぎて、高校2年くらいで学業停止した四緑文鳥です。
イヤすぎて大学に行くという未来は想像すらできなかった・・
勉強ができないタイプの社会人
日々労働して疲れている社会人
こういった一般人が、少ないリソース(体力・気力・時間(ついでに資力も) )を振り向けながら、ワードプレスのテーマ【Cocoon】を学ぶ試みを続けていきます。
せっかくだから、【マニュアル】というものについてもう少し考えてみよう
前の記事で「マニュアルという単語はひとつでも、秘められた意味や本質は別にある場合がある」ということを書きました。
<こちらの記事です⇩⇩⇩>
マニュアルは基本的に、不慣れな人や知識不十分な人の助けになるように作られているのが普通だと思います。
でも、マニュアルを使うためのマニュアルみたいなものは無いのが普通です。
そんなものは不要、または、そこまでがマニュアルの役割だと考えるのが一般的なはず。
しかし、働きながら自分で学ぶ勉強は、「学校」ではなく『実社会』の中にある。
果たして実社会の中で、そんなマニュアル万能論が通用するだろうか?
入社して最初に覚えるべきは ”業務” じゃなく『職場の人間関係』
実社会の中に存在するマニュアルとは、たとえば、新しい職場に着任したときに、そこに隠れている不文律みたいなものと似ています。
たしかに職場には、職務に従事するための業務手順書があったり、引継ぎ書や作業メモなど、いわゆる「マニュアル」的なものが存在するかもしれない。
しかし、「マニュアル」という公共的でフラットなはずの言葉の裏に、実はとてもクセの強い何かが存在する。
「ねばならない」タイプはマニュアルと相性が良さそうなのに、意外に働きが悪い理由
新任地で早々に現場に溶け込んでしまう人の特徴として「ねばならない」「こうあるべき」が前面に出ないタイプということがあります。
つまりそういう人は、たとえ心でこんなことを思っていたとしても、態度に出さない。
「ここは〇〇をするチームなのだから、全員が入り口側を向いて座らなければならないはずだ」
「日常的に電話をする業務だから、常にヘッドセットを装着しておくべき」
そんなモヤモヤを秘めたまま、納得しない状態で上手くやれるのはなぜだろうか?
「好奇心」を『好意』として代用する
理屈で考えたら不合理だと思えることが平然と行われている。
たしかに理屈ではそうかもしれないけれど、現場の実態(動体)が理屈通りじゃないのなら、そこには何らかの理由があるはず。
そういう現場へいきなり「べき論」をぶつけて新規則を強要し、要らぬ争いを起こす人がいますが、正直なところ、私にはその感覚があまり理解できない。
現実から遊離した理想論を長々と語られた日には、半笑いでもしないと極端な仏頂面になってしまいそうです。
あからさまに誰かを傷つけるようなことが行われているならともかく、単に非効率なだけだとしたなら、まず私なら好奇心が第一番に発動します。
(どうしてこんな非効率なことしてるんだろ? なんでだろう? 知りたい!)
と、興味深さ満載で質問します。
もちろん“非効率”なんていう刺激語は使わずに。
過度なアピールが不要なほど、新人は『見られている』
「好奇心」に『好意』のお化粧をするのはけっこうカンタン。
「非効率」という刺激語を避けつつ、非効率さを問うコミュニケーションを楽しみ、さっそく自分も皆と同じように、その非効率なことをやってみる。
新人の初作業ということで、周囲がそれとなくみているなか(またはガン見されながら)、いそいそとやってみる。
「いそいそ」とは、『うれしい事があるために、動作が調子づいているさま』をいう。
その際、先ほどの会話の中で相手が口にしたフレーズを復唱してみる。
マニュアルには書かれていない「新人の不文律マニュアル」
復唱しながらやってみる場合、基本的には教わったフレーズを忠実に繰り返せればよいが、余裕があれば以下の二つを心に留め置いても良い。
【1】あえて手さぐり感満載のたどたどしさで口にする
【2】スマートにサクッと言い切る(いきなりできちゃう感じ)
私の経験では、どっちを選ぶかによって、その後の分岐が大きく異なる職場というのも少なからずありました。
良好な人間関係の職場に多い傾向
「たどたどしさ」が初々しさとして好感をもたれる職場なら、上の選択肢ふたつから選ぶとしたら、絶対に【1】の方法が良い。
何といっても新人だから、いきなりサクサクできなくたって不自然じゃないし、丁寧に人を育てる職場環境なら、新人は初々しいほうが親和性は高くなるでしょう。
良好じゃない人間関係の職場に多い傾向
「大量使い捨て」とか「過度な競争意識全開」みたいな職場だと、【2】のほうが有利なことも多いようです。
できない人間への謂われない攻撃が為される職場だと、つつましやかに【1】の態度をとると、一気にカースト最下位に落とされる場合があります(要は”舐められる”)。
平和な感性が通じない、どころか、優しい人柄や気弱な性格が踏み台代わりにされる組織もあります。
そのありさまを「ビジネスなんだから、弱肉強食だ!」とうそぶく(賛美する)輩もいます。
でも、そういう攻撃性は外敵に向けてこそ社業も栄えるのであって、社内の足の引っ張り合いを以て『競争』とか『戦いのため常時緊張が必要』とか正当化してるのは、実質的に会社の競争力を失わせていると思う。
いつ同僚から寝首を掻かれるかと警戒している状態(左脳全開)では、付加価値を生むクリエイティブな思考(右脳全開)はできない。
そういうところでは意図的に虚勢を張って、くだらぬとは思いつつもマウントの取り合いをしなければならないケースもあります。
『育ち方』は自分で決めなくてはならないのが、社会人の知られざるルール
いつまでも「頼りない新人」とか「その他大勢」の扱いをされたくなければ、何かを教わった際の復命ひとつとっても使い分けが必要だが、マニュアルを使いこなすためのマニュアル(不文律)は、意外にこんなところにあることが多い。
不慣れなことを、人目に触れないようにこっそり試みる方法もあるけれど、そもそも新人に対する注目度はおおむね高いので、コソコソ試している姿がバレるより、『晒し者上等!』といった感じでやったほうが良いと思います。
その潔さを、誰よりも知るのは自分
そんな潔さと度胸を有する自分に誇りを持つこともまた、マニュアルを使いこなすためのマニュアル(不文律)には書いてあります。
そうして今回は【Cocoonマニュアル】の内容を一切書いていないことに愕然とするワタシ・・・orz