風邪やインフルエンザの発症初期で、高熱が上がり続ける最中に思わず発してしまううめき声(もちろん個人差があって、そうでない人もいるけれど)。
思わず声が出てしまうほどツラい理由について、前回の記事で考えてみました。
⇧⇧⇧⇧⇧ここに書かれた私の主張、ご理解いただけますでしょうか?
伝えるのが難しい症状は、「伝わりづらいこと」自体も症状に含めたい
前回記事で考察した内容を、まとめ的に記述してみます。
1.排除する理屈
・頭や体の痛みでうめき声を上げてしまうわけではない
たしかに、急激に熱が上がっている最中は、途切れることなく痛みが続きはする。
しかし、「息ができないほど」とか「ベッドや敷布団の縁をつかんで」というほどの激痛ではありません。
痛いことは痛いし、初めてそんな具合になったら、心配による”心理痛”で声を出すかもしれないが、パターンを知ってしまえばむしろ「体の安め時だ」と割り切れます。
・悪寒は「寒いだけ」
冬の屋外や冷え切った部屋へ移動した直後などに、縮こませた体を自分の両腕で抱くように肘を曲げ、合わない歯の根の間から「ス〜〜ッ」と息を吸って寒さをこらえる経験はたいていの人にあるでしょう。
このときにうめき声を上げるとしたら「ウ〜〜」に続いて「寒い〜〜」と、文章の一部としてのうめきになるはず。
2.強調すべき理屈
・脳に高温はNG
昔から「頭寒足熱」という言葉があるとおり、頭は冷やすことを促されるようです。
私もカイロプラクティック院の院長から、頭が加熱しすぎているからアイシングしてくださいとよく言われます。
身体の不調によって頭に熱がこもるのか、それとも頭が熱くなっている悪しき状態が身体に現れているのか?
とにかく、脳に高熱は禁物。
しかし、ウイルスに対抗するために、一時的とはいえ全身を高熱状態にしなければならない。
そこで、焦土作戦ともいえる手段を採るが、その苦しみは自身(脳)をも襲う。
しかし、人間は発熱や痛みのほうに意識が向きがちなので、我慢強い人は「熱と痛みに耐えて活動を続ける」なんてこともしかねない。
脳自身も危険な状態にあり、すべてに優先した命令を出さなければならない。
そのときに発されるのが『猛烈な頭部不快感』ではないかと思う。
「症状を伝える能力」には個人差があることは知っているが・・
さて、上記「1」と「2」を読んで、共感できるでしょうか?
私は現在、朝起きたばかりで疲れておらず、後遺症(?)の浮遊性めまいで思考を邪魔されていない状態です。
良いコンディションのなかで、理論的に考えつつ文章にしたつもりですので、もしもこれで通じないとすれば、私は持ち札を使い切ったことになります。
ということは、これが「イマイチわからん」と思ってしまう人との会話だったら、もう救いがないことになる・・
『普通ならそうはならない』は、聞かされた側の”無意識の反論”を論破しないといけない
これも前回記事で書いたことですが、今回の自宅療養中に、うめき声を上げるほどの猛烈な頭部不快感が起きたのは『熱が下がってから』です。
重い風邪やインフルエンザの発症初期に体温が急上昇し、そのときに起きる頭部不快感は、うめくほど苦しいけれど、体温がピークに達すれば嘘のように治まります。
せいぜい、ほんの3〜4時間。
長くても5〜6時間といったところでしょう。
上がりきってしまいさえすれば、身体が高温に強い人だったら「ああ、楽になった。ホッとするなぁ」と、心にゆとりが生まれ、即座に食事や洗濯などの日常行動さえ可能になります(20代の頃の私がそうでした)。
しかし、今回起きた強烈な頭部不快感の症状は、普通なら起きないはずの「熱が下がった後」です。
いわば『やめどきを失っている』
これが恐ろしい・・
ストリートファイトに「ギブアップ」はない。
だから惨たらしい犯罪なども起きる。
やめどきを失った病魔(?)は、その後どこまで容赦なくやってくれたか?
続きを書いてみたらやたら長くなってしまいそうで、現在は体力的にもキツいため、次回とさせていただきます。