目次の多さにワクワクしても、ウンザリしても、目的が明確である以上、やることは同じ。
豊富な機能を持つ「Cocoon」の開発者であり教育者でもあるわいひらさんが、数多くのブロガーがそのコンテンツを思いのままに発信できるように準備してくれたマニュアル。
これを見ていきましょう。
「サイト作成準備」の攻略
まず、目次のトップ項目「サイト作成準備」です。
中はこのような構成です。
ドメイン取得
ブログ向けサーバー設定(MixHost)
アフィリエイト向けサーバー設定(エックスサーバー)
低価格なブログ向けサーバー設定(カラフルボックス)
超低価格サーバー設定(JETBOY)
KUSANAGI環境用の設定
FTPでテーマのアップロード
ここでは・・・
ドメインを持っていない人は、「ドメイン取得とサーバの調達」について知る必要がある。
ドメイン所持者は、「サーバの調達」について知る必要がある。
となれば、目次のどの項目を見ればよいか
目の前に並んだ目次項目のうち、調べるべきものがいくつあるのか
気持ちが逸っているときほど、まずは定量的な条件を確定させ、次のアクションに移らなければなりません。
漫然と読み進めると、リソースのムダ遣いによる疲労で学習を断念するリスクが高いのが、“働きながら勉強する”社会人の特性です。
ワードプレス完全初心者用の目次
「サイト作成準備」に用意された項目は完全にゼロからワードプレスを始める人が対象です。
「はてなPRO」を使っている人なら、ドメインは取得済みの方も多いと思いますが、サーバは必要です。
私ははてなブログを始める前にワードプレスに手を出したので、ドメインについてもよくわかっていなかったのですが、それ以上にこの「サーバ」という概念がわかりづらかった…
ブログサービスは、ブログの『ガワ』を気にせず使えるのが魅力
はてなブログ利用者は、「ブログサービス」を利用しているけれど、もう少し分解して言えば「はてな側が準備してくれているサーバ」を使わせてもらっていることになる。
しかし、「なんとなくブログサービスを使っている」という認識の場合、そんなことを気に留める必要はありません。
書いた記事も、ブログレイアウトも、ごっちゃにして保存を一任しているので、かなり簡単にブログ活動が楽しめていると思います。
サーバ契約をしてデータベース(PHP)に格納するデータのほとんどは、『ガワ』の情報
しかし、ひとたびワードプレスを利用する方向に舵を切ると、ブログサービスがカバーしてくれていた諸々のことを、すべて自前で準備できないと話にならない。
そして、じつは記事よりもサイトの体裁のほうが、はるかに情報量が多く感じます。
自らのコンテンツを道端の地べたに置いて世間に広めるのは得策じゃないということを以前の記事で書きましたが、そうすると思いのほか本質よりも”ガワ”の存在感がデカい。
<「テーマ」とは、あなたのコンテンツの”側(ガワ)”を務める台座⇩⇩⇩>
ワードプレスで表現したい情報の量は「鏡餅の上のみかん」程度
自分のワードプレス環境がサーバに収まった状態を見ると、コンテンツ(記事)より台座の情報量のほうが圧倒的に目立つのがふつう。
ワードプレスを使い始めてから、カスタマイズをするときに注目するのは、ほぼ九分九厘、ワードプレスコンテンツとして独立したフォルダの中だと思います。
(私はエックスサーバ―を使っていますので下図はそのキャプチャです)
ワードプレス構造のひとつである「テーマ」ひとつをとっても、やはり記事情報より多いことがほとんどではないかと思います。
2021年5月(この記事を書いた日を基準にすれば先月)に作ったワードプレスサイトに、「Cocoon」をインストールしただけなのですが、すでにthemesフォルダはこの有様です。(使わないtwentyシリーズは削除しますが)⇩⇩⇩
カスタマイズの際に使用する「cocoon-child-master」には、今のところ何ひとつ手を加えていないけれど、それでも中身は早速こんな見映えです。⇩⇩⇩
萎えるわ~~ orz
というところから始まっていく・・というか、まずは現実を認識できない状態の実体験から始まる(まだ「サイト作成準備」の段階なんだけど・・)