就活のエントリーシートもお見合いの釣書も、ウソを書いてはいけませんが、事実を膨らませるのは大いにやるべき。
そして、れっきとした事実で強力なアピールポイントは、必ず書くべき。
それは食品についても同じことです。
こんばんは。感情会計エモアカの四緑文鳥です。
ちょっと備忘記録的に、私のアマニ油の選び方について書きます。
オメガ3の選び方
アマニ油…というか「オメガ3」を意識して選んだ油はアマニの他にえごま油やインカインチオイルなどいくつもの種類がありますが、最も多いのはやはりアマニ油です。
中でも最近多用しているのはこちら
どうもこの紅花食品の亜麻仁油はタイプと分量にいくつものバリエーションがあり、これと全く同じ商品が、ネットでは見つかりません。
私はこれをBio c' Bon(ビオ・セボン)で購入していますが、店頭販売限定なのでしょうか?
酸化を防ぐアピールポイントはあるか?
酸化対策は、アマニ油を選ぶ際の最重要ポイントではないかと思います。
オリーブオイルとは違って、とにかく酸化しやすいことに定評のあるアマニ油。
体をさび付かせる酸化は、健康や美容の大敵です。
酸化した食品は体を酸化させるため、みんなの人気者抗酸化作用さんの対極にあります。
普通のサラダオイルにしてもアマニ油にしても、体内では作れない必須脂肪酸ですから、体にとってはなくてはならないモノ。
体への影響が特に強い食材です。
そして、摂取過多なオメガ6に比して、極度に不足しているオメガ3は、もっと体にとってなくてはならず、その影響も極めて大きな食材です。
そんな大事な油が、摂れば摂るほど老化が進むようでは困ります。
オメガ3摂取として比較的手軽に摂りやすいアマニ油に、酸化への配慮を望むのは当然なことですね。
酸化の決め手、温度と光に対する対処が釣書にあるか?
先ほどの画像を部分的に大きくして貼りました。
低温と機械圧搾法の文字が見えます。
理想は40℃よりも低い温度で処理されたもので、30℃台の数値を明確に表示した商品もあります。
圧搾はその名のとおり圧をかけて搾って油を取りますが、このときの温度が高すぎるとそれで酸化が進んでしまいますので、この数値はできるだけ低めの値が書かれたものを探しています。
こういうことは製品を売るうえで大いに主張したいことですから、実践できているなら必ず書くはずです。
逆に、「書いていない」ということは「実践できていない」という証明でもありますので、気になるなら低温圧搾の文言が記されている製品を選ぶべきでしょう。
「たかが油に」という考えはあると思いますが、そもそもオメガ3摂取を考えるということは、それなりに健康を気遣う意図があってのことだと思いますので、ここで搾油法を気にしないという不徹底さは何としたことか?という気持ちもあります。
また、光も酸化の要因ですので、瓶がむき出しで透明なものは避けています。
遮光性で、かつ箱などに入って光を防いでいるものがより確実だと思います。
物理搾油のアピールポイントが釣書にあるか?
一番搾りも重要なポイントです。
一番搾りとは、原料に圧力をかけて搾油する方法で、自然のものを自然な方法で処理したものです。
一方、抽出法とは食品添加物を使う方法で、原料に残った油を添加物に吸わせて、そこから油を取りだす方法です。
「残ってしまう油が勿体ない」という、経済性重視で開発された方法です。
GO TOとコロナの関係みたいに、経済性と健康の関係はどうしてもトレードオフになってしまう宿命なのか、無理をして推進させようとする小賢しさが生んでしまう闇の部分なのか?
どうも私は後者な気がしてしまうのですが、これをお読みの皆様はどう思われますでしょうか?
どちらもいっぺんにできる優秀な人(政府や行政)ならともかく、そうでない人は変にスピード感などを求めず、消費税率は10%も溜め込んでらっしゃるのだから、その税率を切り崩す方法こそ、ここで使うべき最良の方策だった気がしてなりません。
ということで、最初から大量生産で安価な提供を狙った製品ならこの方法もアリだと思いますが、上でも述べたとおり、そもそもオメガ3の積極的な摂取を願うような人は健康志向である可能性が高い。
ならば、できるだけ化学的手法は避けたいはずなので、アマニ油を購入する場合、このことを知っていれば自然と一番搾り製法のものが選ばれると思います。
ちなみに、抽出法の際に使われる添加物は加工助剤と呼ばれるもので、キャリーオーバーなどと同じく原材料表示しないことが認められています。
「それでも厚労省が認めてるんだからいいじゃないか」という意見もありますが、前言を翻したりミスリードをしたあげく「発熱4日発言」を「国民の勘違い」と言い切るところですから、信じるか信じないかは自己責任です。
ちなみに、わかりづらいこの「抽出法」についてはこちらの説明がわかり易いと思ったので張っておきます。
製品の選別に迷わなそうなのはこちらかと思います
今も我が家の冷蔵庫に入っている紅花食品の亜麻仁油は、色んな種類があって選別が難しいと思いますので、私がオメガ3について関心を持った初期の頃に購入していたアマニ油を紹介します。
ニューサイエンス社の製品で2種類あります。
一方こちらは同じニューサイエンス社の製品ですが、苦みが少ないと謳っているとおり、たしかにクセが無くてすっきりしています。
直飲みしても割とあっさりイケてしまうでしょう。
こちらは内側のキャップも開けやすく、味と相まって私はお気に入りですが、残念ながらビオセボンには置いていません(少なくとも我が家の最寄り店舗には)。
こだわりの意味をなしているか?
たかが調理用の油なんだから、安くてたくさん入っているものを買うのが”賢い”ってことだと言う考えもあるでしょう。
立ち読みしただけで書籍名を覚えていませんが、ある老夫婦の言葉として微かに記憶に残っている言葉があります。
「安い油を摂り続けて晩年に健康を害して医者にお金を注ぎ込むのと、良い油にお金をかけて晩年医者要らずになるのとでは、かけた金額が同じだとしても後者のほうが得だと思う」
私も全く同感です。
当然このご夫婦は象徴的な意味で「油」を強調していますが、こういう意識を持った方ですから、添加物や農薬はもちろんのこと、身土不二や鮮度の問題まで踏まえた食生活を実践されていると思います。
「腹に入れば何でも同じ」で通せるのは、多少の歪みやひずみを若さで補えるうちの話で、そういう人でも30代で早くも健康診断の色んな数値で引っかかり始めたりします。
そしてそれを「忙しいから」で済ませられるのは、せいぜい体が切り替わる40代初めくらいまでのうちの、しかも選ばれし少数のツワモノくらいでしょう。
それ以降は容赦なく体調に引きずられて、若年の頃のツケを支払うことになると思われます。
特にこの『油問題』は、アレルギーだとか血液サラサラ度なんかにも関わってきますし、さらにハイレベルなところでは、細胞を構成する成分という点で全身の健康を左右する大ごとです。
トランス脂肪酸に甘々な基準を設ける厚生労働省のやり方を見ても、自衛するには自分の心がけこそが最も大事であることを踏まえ、私はこれからも油の摂り方には注意を払っていきたいと思っています。