【感情会計】善意と悪意のバランスシート

財務諸表から逆算で人心を読むテクニック

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皿回しに魅力あり!! 「忙しい仕事の捉え方」を教わった話

「出勤停止の指示が出た。明日から出社できないから、何とか今日中に処理してくれ」

という依頼が大量に飛び込んでくるかと思いきや、拍子抜けするほどそれは少なかった。

 

テレワーク環境を作るにはいくつかのルートが用意できているお客様で、それぞれのルートで問題を抱えてはいるものの、ある程度の時間をかければ収拾がつくだけの道はできている。

それに、緊急事態宣言は1か月間だから、その間はテレワーク整備が間に合わなかった方は電話で連絡を取り合ってカバーするなど、組織の長所を活かした手段を取ることが決定されたのではないかと思います。

 

それで昨日の私は、テレワーク環境整備の関連業務に忙殺されることはなかったのですが、従事しているのはそれだけではなく、一昨日発生した問題に着手し、半日くらいはその準備と試行に使っていました。

むろん、その他のルーチンは発生します。

 

皿回しの棒が並び、それぞれてっぺんでは皿がクルクルと回転している。

どこか一カ所で回転が遅くなり、落ちそうになった皿があると、その棒の前に駆けつけ、手で皿をくるくる回して速度を上げ、安定的に回るように処置する。

その最中に、別な皿が落ちそうになるので、すかさずそっちへ駆け寄ってクルクルと回してやる。

 

 

常にどこかで問題が発生するのが、組織の常の姿です。

 

「問題」というほど大ごとでなくても、「普段と違う」という事柄に対しては、よく調べて普段どおりの対応でよいかを確認するプロセスが必要だったりします。

 

それが自分一人で担当していれば、「続き」で作業できますが、誰かに任せてエスカレーションされたならば、そこには「マネジメント」が加わり、負荷が高くなる。

 

私があまり人を増やしたくない理由がそれで、人員を増やせるだけの成熟度が、組織や、業務を取りまわす仕組という点で調っていないと、結局は人的なパワーで補うハメになる。

4月からメンバーが減ったことで、ある意味助かっているのも事実です。

 

ちなみに、先ほどの皿回しのたとえは、環境省時代に出先機関でお世話になった所長さんの持論です。

私は自分の仕事観を確立していくうえで、大勢の優れた諸先輩をお手本にしましたが、この所長さんもお手本のひとりでした。

 

いずれ何らかのエピソードを詳しく書く気でいますが、この「皿回し理論」は、私の助けになりました。

 

なぜなら、所長は「皿回しのように仕事することを楽しんでいた」からです。

 

理論をお披露目するときに、その人がポジティブかネガティブかは、聞く側に影響するところが大きい。

 

楽しそうに話している所長の姿に、その当時の私は多少ウンザリしていたのですが、その雰囲気は理屈抜きに伝わってきて、結局その雰囲気が残っています。

 

雑談のような対話だったのですが、こういうのは立派な”教育”だと思います。