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『大藪春彦「蘇る金狼」の味(4)バター&バター』

朝倉哲也の過剰なバター摂取が止まらない。

下巻「完結篇」392ページで、彼はまたやらかしています。


蘇える金狼 [松田優作/風吹ジュン/千葉真一] [レンタル落ち]

 

朝から110グラムのバターを飲む男

「朝倉の朝食は、大きなモーニング・カップに半分ほど注いだ濃いコーヒーに四分の一ポンドのジャージー・バターを落としたものと大鉢の野菜サラダ、それに半熟卵三個であった」

 

ハードボイルドの男がハーフボイルドの卵を食すことは、禁忌に触れなかったのだろうかという疑問はさておき、またもや1回の摂取量がポンド単位で明記されたバター。

1ポンドが450グラムだから、110グラム強のバターです。

 

我が家では、砂糖100グラム、小麦粉100グラム、バター100グラムに卵2個で「オール100のパウンドケーキ」を作ることがあります。

 

パウンドケーキの「パウンド」は1ポンドのことだそうですから、オール100は厳密にはパウンドケーキとは呼べませんが、それでも出来上がりは結構な量になりますので、本当にオール1ポンドのパウンドケーキなんか作ったら絶対に持て余します。

 

オール100のまがい物パウンドケーキで使うバターでも、結構な量です。

雪印の200グラムバター1箱の中身を半分に切って、それをマグカップに入れたら、溶けたバターだけで全体の3分の2を占めるでしょう。

 

朝倉はモーニングカップに大体半々の割合で、コーヒーとバターを入れています。

そうするとカップの容量は、概ね350から400CCといったところでしょうから、「大きなモーニングカップ」という表現は正しいかと思われます。

 

表現は正しいが、摂取量は正しくないと思う。

バターを箱で買って来て、家で半分に切って、1個をそのままシャクシャクと噛んで食べたとしたら、絶対に恐ろしい反動が来そうです。

 

朝倉は強力な銃の反動をがっしりと受け止める強靭な体のようですが、バターの反動も受け止めるというのでしょうか?