【感情会計】善意と悪意のバランスシート

善と悪の差し引き感情=幸福度

どの合成甘味料がお好みですか?

全部キライです、以上!

そしてすべて排除・・というわけにはいかない合成甘味料。

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現代の生活からの切り離しが難しい合成甘味料

糖質の制限をしなければならない病気の人に欠かせないものだったり、極度に強い甘味が必要になる製品があったりするので、合成甘味料は今や人の暮らしと共にある存在になっている。

 

なにより、ショ糖を使うより経費が抑えられる点で、人の暮らしというより産業界と共にある存在です。

 

もっとも、「安く、そして美味しく」という都合の良い要求をする消費者が居たからでもあります。

 

わがままな消費者の一歩先を行こうという企業努力の結果であり、そういう意味ではこれら甘味料の存在は、せんじ詰めれば人の暮らしの中から生まれたとも言えます。

合成甘味料の味比較

さて、この記事では

『合成甘味料は健康に害がある。けしからん!』

   ということを主題には書きません。

 

そういった情報はネットの中ですぐ探せるので、この記事には最低限度のデータしか出さないことにします。

 

また、合成甘味料の種類も2つに絞ります。

絞って何をするかというと、この2つを味わったうえでの私の好き嫌いを述べたいと思います。

アセスルファムカリウム

食品の原材料表示では「アセスルファムK」という名でおなじみの合成甘味料です。

 

ちょっとお手元にある加工食品のパッケージを手に取り、手首をクルリとひっくり返してみると、3つに1つくらいはこの表示があるのではないでしょうか?

 

そのくらいありふれていますが、あまりその効果を意識している方は少ないのではないかと思います。

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 簡単に抜粋するとこのような感じなのですが、ちなみに「ショ糖」とは植物がエネルギーを確保するために作るものと言われ、要するに自然界で作られる天然の甘味の元ということになります。

 

スクラロース

スクラロースも非常にたくさんの加工食品に使われています。

アセスルファムKなど他の合成甘味料とタッグを組んで甘味体制を整えているケースもよく見られます。

 

このことから、やはり合成甘味料にも「味わいの違い」があることがよくわかります。

 

「食品の裏側」で有名な安部司さんは、天然材料を一切使わずにとんこつスープを作れる”添加物シェフ”ともいえる技量をお持ちのようですが、おそらく合成甘味料も自在に操って色々なお菓子の「あ、これってあの味だ…」を編み出されることでしょう。

 

こちらについてもアセスルファムKと同じく、簡単に効果をまとめてみました。

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カロリーゼロの後に「?」がついているのは、やや疑義も存在するからです。

 

以下のページは札幌市手稲区にある「くにちか内科クリニック」の國近院長が書かれた御意見ですが、スクラロースが消化管から吸収されている可能性を指摘されています。

ちなみに、上記2つの表に書いた各甘味料に関する文言は、こちらのサイトから引用させて頂きました(表だけは私が作っています)。

kunichika-naika.com

 

私も、情報ソースとされている平成11年4月5日の薬事・食品衛生審議会資料を調べてみたのですが、たしかに「尿中に10~30%が排泄される」という報告があり、摂取したスクラロースがそのままストレートに排泄されるわけではなさそうです。

 

味的に「有り」はアセスルファムK、「絶対NG」はスクラロース

あくまでも私個人の感覚としては、表題のとおりです。

基本的に”後味”が残るものは全般的に好きではないため、どちらかと言えば短期決戦型のアセスルファムKのほうが好みに合うという特徴があります。

 その他キャストが優秀なら、なんとか形になるアセスルファムK

アイスクリームに使われるアセスルファムKは、種別が「アイスクリーム」でしっかりした乳製品らしさを後ろ盾に持つ場合にはまだ良いと言えます。

 

www.glico.com

 

しかし、缶コーヒーみたいに「大半が水」といった製品の場合は完全に浮いてしまい、薄っぺらく安っぽい印象を受けます。

 

ハッキリ言って、美味くない。

お値段そのものが露呈した恰好でしょうか。

 

独演でも共演でもありえないスクラロース

一方「絶対NG」のスクラロースは、加工製品の種別を問わず、口に含んだ瞬間にまつわりついてくる不快感が食べ終わった後もしつこく口中に残り、原材料表示にこれが書かれている場合、無条件でパスします。

 

スクラロースの特徴である「後を引く」かどうかの問題ではなく、とにかく私はこの味が気持ち悪い。

 

比較的安全性が謳われ、たくさんの加工食品に使われていることから”合成甘味料界の人気者”的存在なのかもしれないけれど、少なくとも私にとっては「自然でまろやかな甘さ」という表現にはあたらない(どこかの首相みたいな言い方)。

 

昔、ニューサイエンス社のクエン酸飲料「EAT to WIN」を買ったことがあります。

同社への信頼ゆえの購入でしたが、まさか使われている甘味料がスクラロースとは思いもよらず、一応飲んではみたものの気持ち悪さは変わらず、それ以来一度も購入していません。

 

山田豊文先生は、スクラロースはOKということなのだろうかと、私はこの点が疑問なのですが、「EAT to WIN」にはカルシウムとマグネシウムをベースにした各種栄養素が含まれており、日本人のマグネシウム不足を懸念するがゆえの選択であると好意的に解釈してはいますが…。

 

まあ私はクエン酸に特化した摂取なら絶対にこっちをえらびます(持ち歩けないけど)。

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何よりも、甘味が欲しい場合は可能な限り天然、そうでなければせめて糖アルコール類。

カロリーは「糖の摂り方」ではなく「糖の使い方」で調節するスタイルです。