甘酒作り、珍しく失敗しました
原因は「手抜き」です
タニカ電器の『KAMOSICO(醸壺)』で数えきれないほど甘酒を作ってきましたが、ここまでの失敗は初めてです。
麹は「生き物」 余裕を持ってしっかり向き合うべし
ちょっと凝った豚汁を作っている最中の、一瞬の間を利用して甘酒づくりをしたのですが、それによって以下の2点が疎かになってしまった。
1.容器に麹と水を入れたあとの撹拌
2.カモシコのスイッチを入れて1時間後の撹拌
どちらも「かき混ぜ」ですが、どちらも手間のかけ方が不足していた。
出来上がった甘酒は、米粒がツートンカラーになっている。
ふだんはすべて白いのに、今回は茶色がかった米がかなり多く、なにより甘さが決定的に足りない。
そして、米粒が固い・・
米の食感もやさしい甘味も、とにかく柔らかく仕上がるのが最大の魅力だったのに・・
リピート多数・・お気に入りの麹
楽天の「食はこ」というお店で買っている「あめこうじ」
この麹を使い続けている理由は、安定した柔らかな甘みが気に入っているからです。
美味しい甘酒をリーズナブルな価格で作りたい方には、自信を持っておススメします。
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しかし私の失敗により、今回ばかりは一番の魅力がまるで活かせていない。
さすがの「あめこうじ」でも、手を抜くとこうなるということがよくわかりました。
麹を水の中にばら撒くことが何より大事
米の周りに付着している麹が、満遍なく水に混ざってなんぼの甘酒作り。
私の作り方は「麹200グラム、水600グラム」で、容器に入れたときの麹層の厚さがかなりあるため、通常は水を入れたあと、念入りに撹拌しています。
おそらくこれが一番の肝であるようで、時間をかけてよくかき混ぜてやると、カモシコのスイッチを入れたあとの「追い撹拌」はしなくても、色も味もわりと満足いくものが出来上がる。
「追い撹拌」はいわば保険に近いものですが、しかしこれをやっておくと出来上がりが一層柔らかくなる。
今回の失敗でさらに強くその効果を感じることができました。
早朝に失敗作であることに気づいたため、まだ十分にあたたかみの残る甘酒をよく撹拌し直し、再びカモシコにセットして2時間ほど加熱したらどうなるか?
麹は死んでいないはずなので、うまく行けばリカバリーができると思っているのですが・・と思いつつ出勤。
帰宅後、検証
2時間の過熱だから、スイッチの入れ直しから12時間以上経過しているけれど、とにかく味見してみる。
・・・
色味を確認すると、朝方に見た茶色がかった米の姿はない。
これならいけるのではないかと、少量を取って飲んでみる。
(イケる)
いつもの米粒の柔らかさと、いつもの甘さが復活している。
(さすがだぜ、麹たちよ)
やはり、生きている麹は決まった条件の下で、手堅い仕事をしてくれる。
かくして、いつもの甘酒を手中にした私は、今後は決して手を抜かないと誓うのでした。めでたしめでたし。