ヴァルヘイムの平地バイオームにあるタール池にも似た、ひときわ目立つ漆黒が心を獲る『チョコレートクランブル ムースケーキ』
中からグロウスが飛び出してきそうでドキドキ・・とヴァルヘイムネタはさておき、登場から気になっていたケーキです。
チョコ感は???
ガッツリとチョコレートを堪能したい気持ちで取り組んだのですが、これはアプローチが誤っていたと、実食後に何度も首を傾げる結果となりました。
惹きつけられた中央の漆黒と、頼れる尖兵「カールチョコ」
一番気になっていたのは、やはり中央の漆黒。
「固い円盤」をイメージしながらフォークの先端をあててみると、ここは液状。
わずかに付いた黒い液体の味を確かめてみると、一風変わった ”チョコ的な味”
オヤと思いつつ、周縁のチョコホイップに散りばめられたカールチョコを1つ口に入れてみると、小粒にもかかわらずしっかりとカカオが感じられるチョコレートでした。
これこれ、やっぱりチョコを堪能したい気持ちのときに、このカカオの締りは欠かせない。
上がらない『チョコメーター』
ただ、残念ながらこれ以降、どこを食べても私の『チョコメーター』は上がらない。
たしかに見栄えは抜群。
しかし、わかり会えない。
容姿は良いが性格が合わない美人との対話のように、何度も歩み寄りを試みるも「そうじゃない」が繰り返される。
「メンバーは良いが、コンセプトが違った」という印象
私も、別にスタバのすべてが手放しで好きなわけじゃないので、こういうことはままあります。
なめらかなムースの舌触り、ザクザク食感のクランブルなど、「エース」や「4番打者」といった役者は揃っていて、よくまとまっているとは思うけれど、私が求めているのは『チョコを堪能』だった。
残念ながらそのニーズを満たせる役者は唯一、小さな小さなカールチョコだけだった、ということのようです。
見た目の期待が高かったという前提ゆえでしょうが、これはリピートはない。
ただ、繰り返しますが見た目は抜群、チョコグラサージュ(中央の漆黒)の触感とムース、クランブルの食感はインパクトがありますので、会話の盛り上がりで会食を楽しむ利用ならオススメ、といったところでしょうか。
少なくとも濃厚なチョコレートの味わいのほうは期待できないとだけ言い添えておきます。(あくまでも私の味覚の好みでは、ですが)