【感情会計】善意と悪意のバランスシート

善と悪の差し引き感情=幸福度

ニッチな読書あそび

新着順 人気順

【ニッチに語る】リッチな ”敵” の使いかた

短編作品の悪役は、強くて外道なほど勝ったときのカタルシスが強い でも、敵がそんなに強いなら、物語を長く楽しみたいから長編を希望する 読者がその作品を愛すれば愛するほど生じてしまうアンビバレンス。 一方、作者にだってその手ごたえはあるでしょう。…

買いましたよ! 『ザイム真理教』

金曜日に三橋TVで動画見て、面白そうなので買いました。 これ⇩⇩です。『ザイム真理教』 近所の書店で売ってたので、繁華街のデッカイ書店に行かなくて済みました。 森永さんのことは以前ブログに書きましたが、この方、最初は専売公社にいたのですね。 オ…

セックスと増税・・星新一『新しい政策』を読みつつ考える

ベッドシーンと暴力シーンは書かないのが星新一さんのポリシーだったようです。 私もそっち系が苦手なので、中学時代には星さんの作品に耽溺していました。 しかしそんな中、怖かったのが『なりそこない王子』 「星さんの裏切り?」とすら思えた話がいくつか…

高校生が主役のマンガを読んだ時の雑感(なんか2年生がWEAKな印象)

私は昔、ジャンプコミックスの『ろくでなしBLUES』が好きでした。 連載前の読み切り作品でグイッと引き込まれ、連載開始時には「おおおっ!」と感激したほどです。 次作『ROOKIES』より知名度は低いものの、そのドラマ性やキャラの魅力なども抜群でした。 帝…

『見切れてる』って言葉、北斗の拳ではこう使われてる

ケンシロウは、敵が見破られまいとしている拳の動きが見えたときに「見切った」と言うが、敵の拳がデカすぎて視界からはみ出たことに対し「端っこ見切れてるぞ」とは言わない。 第22話 第一部完結 ユリア永遠に……そしてシンよ! ずっと気になっている言葉 隠…

「優秀な人材」がついていけない『平時』⇒『戦時』のシフトチェンジ

「だから平時の政治家はこういう時に役に立たないんだ」と、現総理がよく揶揄されています。 たしかに、多くの方が言われるように『平時』と『有事(戦時)』の際には、求められる能力がまったく違うのではないかと思われます。 褒めたりクサしたりできるほ…

誰も指摘してないけど言われてみればそうですね、柘植さん

柘植久慶さんをご存じの方に出会ったことが無いのですが、もし居たら結構変わりものかもしれません。 私は、三国志関連の書籍で知りました(たぶん)。 図書館で検索して、めぼしい本をまとめて借りた中の一冊に、柘植さんの著作がありました。 戦略戦術の「…

『ながらスマホ』と「歩きスマホ」は違う

過去2回にわたって、「ながらスマホ」に関する記事を書いてきました。 これはアンデシュ・ハンセンの『スマホ脳』という書籍を、岡田斗司夫さんが解説した動画を元にしたものです。 スマホ脳(新潮新書) そしてこれは前の記事でも書きましたが、動画のサム…

『ながらスマホ』は ”行動から報酬” までが速い

ながらスマホは、古代から生き残ってきた人類(いわば人類の中の『勝ち組』)に必須だった「情報の確認行為」と同類の行動だった・・ そんな内容のことが書かれた本『スマホ脳』を解説している岡田斗司夫さんの動画をベースに、前回はちょっとした私見を書き…

『ながらスマホ』と「劣等感の解消」

シングルタスクは、つまらない。 ひとつのことをチマチマと・・はかどらないったらありゃしない・・。 速度を上げると言ったって、しょせん一つのことなんだし、急いだって限界がある。 マルチタスクは、おもしろい。 全く違うふたつのことを同時並行! たと…

今さらながら68さんの「今頃ソーサリー」

今からおよそ10年前 ふと思い出して、昔ハマったゲームブック(小説で遊べるロールプレイングゲーム)の「ソーサリー」という作品をネットで検索してみました(全4巻にわたる壮大な物語)。 リンク 私がこれをプレイしていたのは1980年代半ば。 まだイ…

マインドマップ習得の決め手は「小学生」②

前回記事では「マインドマップ(R)for kids勉強が楽しくなるノート術」を紹介し、その活用事例を紹介するため、幕末の偉人・大村益次郎(村田蔵六)の略歴を文章だけで著してみました。 blog.dbmschool.net 今回は実際にマインドマップを使って「村…

マインドマップ習得の決め手は「小学生」

マインドマップを使っている人は、どれくらいいるのでしょうか? 私は「MindManager(マインドマネージャー)」という専用ツールを10年以上使い続けていますが、なかなか周囲にユーザーはいません。 「難しいことは力まないと覚えられない」は疑わしい 大…

憧れの維新志士の順位が、読む作品によって変えられてしまう

歴史もののドラマや小説では、誰が主人公なのかによって、他では主役級の登場人物が脇役になることはよくあります。 司馬作品のリアリティは、価値観を変えてしまう 私は司馬遼太郎さんの「世に住む日日」を読んだ頃は、明治維新の頃の人物の中で一番好きな…

やっぱり「逆撃シリーズ」には魅力あり!!

歴史の「もしも」を考えるのは楽しい。 もし、織田信長が往年の逃げっぷりの良さで本能寺を脱出していたら・・ もし、大阪城の豊臣秀頼を関ケ原に出陣させることができていたら・・ その後の展開が無限に広がってくるような気がします。 しかし、このような…

項羽と劉邦 エリートに無茶ぶりする「追い込まれた上司」

そのハイリスクは「合意の上」か? 個人的に賭けている事業やライフワークなど「自発的に得たいものがある場合のハイリスク・ハイリターン」は自己責任で選択自由だから、まあ諦めもつきます。 そうではない勤め人だとしても、出世や報酬が欲しい気持ちが先…

項羽と劉邦 ハイリスク・ハイリターン。エリートに課される束縛と自由

同僚時代の項羽と劉邦は、秦帝国を滅ぼす実戦部隊を率いて本拠地を出発しました。 主力軍を率いる将軍・項羽は、秦軍最強の章邯(しょうかん)将軍が指揮する本体をくだして首都・咸陽(かんよう)を陥とすべく、長駆、関中へ向かいます。 一方の劉邦は別働…

項羽と劉邦 同僚を“上司”と仰ぐ敗北感

現代に語り継がれる歴史的大バトルを繰り広げ、その模様は書籍や演劇にとどまらず、マンガやゲームとして幅広い年代に親しまれるようになった、ふたりの英雄「項羽と劉邦」 項羽と劉邦(上) (新潮文庫) 武田信玄と上杉謙信みたいに、最初から当主同士として…

この一文に魅力あり!! 項羽と劉邦から「張良登場」

頭が良い人になりたい 頭が良い人に憧れる どちらもありふれた言葉で、全く同じ意味だと考えても、あながち間違っていないでしょう。 しかし、 頭が良い人に憧れて、自分も頭が良くなりたいと思った。 と 頭が良い人に憧れて、この人について行きたいと思っ…

主人公に魅力あり!! 胡桃沢耕史「翔んでる警視」シリーズ③

楽しんで書き続けているうちに、主人公・岩崎白昼夢(さだむ)警視をクローズアップする記事が3回目となりました。 「翔んでる警視」関係の記事だと、もう何回になるか…。 煮ても焼いても食えぬヤツとか、箸にも棒にも掛からぬヤツという人物は、割とあちこ…

この脇役に魅力あり!! 進藤巡査長②

“進んでる巡査長” ひょっとしたら、『翔んでる警視』のスピンオフとして1回くらいは作られても良かったのではないでしょうか? 天才的頭脳を持つスーパーエリート岩崎白昼夢(さだむ)警視の部下・進藤俊次巡査長が主人公の、実直な刑事の活躍物語。 作者が…

この脇役に魅力あり!! 進藤巡査長

私は年功序列の役人生活が長く、昇進試験といった飛び級が可能なシステムも無いところだったため、「年上は『上』であり役職も給与も若者より上位である」という価値観が当然な環境の中で、社会人1年目から過ごした過去を持っています。 年齢と役職が逆転す…

オブジェクトに魅力あり!! 寝待ちの藤兵衛

ソフトウェアの開発では(技術者でもないくせにわかったような言い方ですが)、頻繁に使う機能の実行プログラムを1つの単位とし、丸ごと使い回すことがあります。 その単位を「オブジェクト」と呼び、プログラム認識用に「オブジェクトを宣言する」という言…

主人公に魅力あり!! 胡桃沢耕史「翔んでる警視」シリーズ②

悪役に魅力のある作品は面白い 悪役が徹底的にワルで、外道で酷いやつであればあるほど、ヒーローが引き立つ。 でも、ヒーローがあまりにも清廉潔白であると、なんだか面白味が感じられないことも事実です。 たぶん、昔のヒーローは「カッコよい」だけでキャ…

時代劇に魅力あり!! 柳生あばれ旅

私は小学生の頃、どういうわけか時代劇が好きで、毎日ちょんまげを見ないと収まりのつかない子供でした。 今と違い、時代劇隆盛の頃ですから、それは簡単に叶えられました。 月曜日は「水戸黄門」「江戸を斬る」「大岡越前」が持ち回りで放映されていました…

設定に魅力あり!! 胡桃沢耕史「翔んでる警視」シリーズ②

前回、登場人物の給与設定についてふれ、キャリア組とノンキャリア組では格差が甚だしいということを述べてみました。 翔んでる警視 3 (双葉文庫 く 1-3)] 45歳、妻子持ちの進藤刑事の月給がいまだ20万円にも満たず、夫の財布に千円札1枚を入れて毎朝送り出…

設定に魅力あり!! 胡桃沢耕史「翔んでる警視」シリーズ

私が国家公務員Ⅲ種試験に合格し、20歳で勤め始めたときの初任給は11万3千5百円です。 4月時点ではもう少し低く、たしか10万5千6百円だったと記憶していますが、なにぶん大昔の話であり、当時の国家公務員俸給表などがネットに落ちていないかと探したのですが…

展開に魅力あり!! 胡桃沢耕史「翔んでる警視 第Ⅱ巻」

【踊る大捜査線】の中で、「犯人は刑事に恨みを持つ者」という仮説に基づき、自分を狙う可能性のある、かつて逮捕した相手の特定に血眼になる刑事たちの中で、青島俊作だけは平然と構えている、というシーンがあります。 なぜそんな暢気に構えているのかと追…

主人公に魅力あり!! 菊池秀行「魔界都市ブルースシリーズ」②

暴力&エロス描写が苦手。 どう考えても菊池作品などに手を付けないほうが、私にとっては安全な読書ライフが送れるはず。 「魔界都市新宿」と「魔宮バビロン」だけと接しているのが無難です。 しかし、どうにも気になる「糸で戦う主人公」 糸が武器と聞くと…

主人公に魅力あり!! 菊池秀行「魔界都市ブルース」シリーズ①

私は暴力やエロス描写のある作品は好きではありません。 以上。 と、普通ならそれで、菊池作品の9割以上を切り捨てて終わってしまうところです。 しかし例外中の例外ながら、たった一人の主人公だけが、私の嗜好バリヤを破りました。 彼の名は秋せつら。 魔…